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借金が5000万円まで膨らむ人のパターンは大体決まっています。

では、実際にそこまで借金が膨らんだ場合、返済を続けるのが良いのか、或いは自己破産をしてしまうのが良いのか、事例を元に紹介していきます。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

借金5000万円を抱えるパターン

借金5000万円を抱えた人の事例を見てみると以下のようなものがあります。

事業や投資の失敗で5000万円の借金を抱える

事業をやると、どうしても投資が必要になって来ますが、ビジネスがうまくいかないと、その投資がそのまま負債になってしまうことがあります

また、必ず儲かるという投資話に乗っかったけれども、投資先の会社の経営が行き詰まって、莫大な負債が残ってしまうケースもあります。

ファイナンシャルプランナーの笠井裕予さんは、投資に失敗で36歳の時に5375万円の借金を抱えます。

ただ、笠井さんは、自己破産をするのは卑怯な逃げだとと感じていました。

そこで、ファイナンシャルプランナーの江上治氏が経営する会社で働かせてもらい、まずは固定給を得るところから再起を図って行きました

ハイリスクからローリスクへの切り替え

5000万円の借金を抱える人は、ハイリスクの事業や投資に手を出してしまったケースが多いです。

そこで、その失敗分を取り返すために、焦って、さらにハイリスクのものに手を出していくと、益々借金地獄にハマっていく可能性があります。

ですから、多少、返済に時間が掛かってもハイリスクからローリスクに方向を切り替えて、少しずつでも確実に前進していける道を選ぶべきです。

堀江貴文氏は2010年にブログで、起業してほぼ確実に成功する方法として4つの条件を上げています。

  1. 利益率の高い商売
  2. 在庫を持たない商売
  3. 定期的に一定額の収入が入ってくる商売
  4. 資本ゼロあるいは小資本で始められる商売

特に注目して頂きたいのは4番目の”資本ゼロあるいは小資本で始められる商売”です。

最近はネットの普及により、多額の投資をしなくても、ビジネスを始めて、大きく稼ぐことも十分可能な時代になってきています。

固定給をもらいながら、少し余ったお金で小資本でできる副業ビジネスしながら借金を返済していくのも一つの方法だと思います。

5000万円の借金の連帯保証人になっていた

知人や親の借金の連帯保証人になっていて、主たる債務者が返済不能になった時、いきなり5000万円の借金を抱える人もいらっしゃいます。

父(70才)が事業をして失敗し、父自身で返済の見込みがない借金が5000万円ほど残っています。

もちろん、連帯保証人になるということは、何かあった時に返済の責任を持つという覚悟がなければ、本来はなるべきではないと思います。

ただ、人間関係はそんなに割り切ることはできないので、やむを得ずというケースも多いでしょう。

この場合は、弁護士などを通じて、自己破産をして再起を図ることも一つの選択肢だと思います。

また、人によっては住宅ローンの返済中であるため、破産をすると家を失うことになってしまうケースもあります

そのような方は、もし、借金が5000万円までであれば、個人再生の手続きを行ない、住宅ローンを守りながら、借金を5分の1まで減額するという方法もあります。

実際にどの方法が良いかは、弁護士や司法書士に相談をしてみて下さい。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1~2分】

借金癖で5000万円の借金ができた場合

借金5000万円を抱えた人の中で、一番大変なのは、借金癖が原因になっているケースです。

例えば、呑み屋に通いつめて散在して5000万円の借金を抱えた人もいます。

或いは、特撮ヒーローで主人公を演じながら、その立場を悪用して、ファンの人達からお金を借りまくり、借金が5000万円まで膨らんだ人もいます。

こういった理由で借金を抱えた人は、借金癖が残っている限り、自己破産をしても、また、しばらくしたら同じ過ちを繰り返して、元の借金生活に逆戻りしてしまう可能性は非常に高いです

ですから、このようなケースでは、自己破産をして借金をリセットすることも大切ですが、同時に借金癖や依存症をなくすためにカウンセリングなどの治療を受ける必要があります

参考記事:借金依存症の治療や相談ができるところ(自助グループなど)

自己破産は逃げではないけれども

借金が5000万円まで膨らんだ人が債務整理を行なう場合、基本的には自己破産を行なう可能性が一番高いでしょう

自己破産をすることは借金から逃げることだと思う方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、自己破産をした後も、何も反省をしないで、自堕落な生活を送ってしまうのであれば、自己破産をする意味はなくなってしまうでしょう。

しかし、自己破産後は、二度と同じ過ちを繰り返さないという固い決心をして、過去の教訓を未来に生かす気持ちで臨んでいけば、あなたの人生は必ず好転していくでしょう

5000万円の借金を抱えることは、確かに大変なことですが、今後どのように生きていくのが重大な覚悟を決めることができる一つの大きな分かれ道とも言えます。

是非、弁護士などにも相談をしながら、正しい道を選んでいって下さい。