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借金 いくらまでなら返せる

借金はいくらまでなら返せるのでしょうか?実際、借金がじわじわと増えてきたら、どこまでが限界なのか気になってしまうところですよね。実際の年収の何割までなら借金ができるのでしょうか。そして、もし返せる範囲を超えてしまった場合は、どういった対策をしていけば良いのでしょうか。

この記事では、借金はいくらまでなら返せるのか、いくらからだとやばいのか、金利や年収などの観点からお伝えしていきます。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

借金はいくらまでなら返せる?

借金はいくらまで返せるか判断する上で、重要なポイントは、ずばり年収と金利です。基本的に年収が高ければ返せる金額は当然のことながら高くなります。また、同じ年収でも借入先の金利がどれくらいによっても返せる範囲の金額は大きく違ってくるんですね。

それでは、ここからは金利の大きさごとに見ていきましょう。

金利が低い場合は年収の6~8倍

金利が低い場合は、年収の何割というより、年収の何倍もお金を借りることができます。

例えば、住宅ローンも借金と似たようなものではありますが、セゾンカードの情報によると一般的に年収の6~8倍までは借りることができます。これは賃貸の家賃の分が、ローンの支払い分に差し替わるという側面もありますが、住宅ローンは金利が低いからという理由もあります。

また、奨学金に関しても、学生が卒業して働き始めた後の平均的な年収以上の金額を借りることができます。奨学金の金利は1%未満であることがほとんどなので、そこまで大きな問題にはなりにくいのです。

金利が高い場合は年収の3分の1(3割強)まで

しかし、その一方で、消費者金融や信販会社からの借金は金利が高いので、年収の三分の一を超える金額は借りることができない貸金業法のルールで定められています。これを総量規制と言います。

総量規制のルールは2010年6月18日に施行されましたが、年収の三分の一を超えて借入を行なうと、自力返済が難しくなると国が判断したからだと言うことができます。

ですから、借金はいくらまでなら返せるかは、この総量規制の基準を一つの目安にして、年収の三分の一(年収の3割強)ぐらいだと考えて良いのです

例えば、借金が200万円ある場合、この年収に対して、借金の返済がやばいかどうかは、以下のようになる傾向が強いです。

  • 年収が800万円:余裕で返済できるでしょう
  • 年収が600万円:返済は大変かもしれませんが、なんとかなる可能性が高いでしょう
  • 年収が450万円:返済は難しいでしょう(それ以前に200万円まで借りられない可能性が高い)
総量規制の抜け道にご注意
しかし、その一方で、総量規制には抜け道があります。それは、総量規制の対象には、クレジットカードのショッピング枠や銀行のカードローンが入らないということです。

クレジットカードのショッピング枠は手数料が年14%程度あるのが相場なので、複数のクレジットカードを使ってリボ払いをしていると、なかなか借金が減らなくなってしまいます。

銀行に関しては、大手の銀行を中心として自主的に借入の限度額を年収の三分の一以内にするところも増えてきました。ただ、それでも総量規制の抜け穴を利用して、借金が年収以上になってしまう可能性も十分ありえます。

実際、借金が年収を超えたら、リボ払いの支払いはもちろん、銀行のカードローンでもやばい状態になってくるでしょう。ですから、自分の借入が年収の三分の一を超えていないかは自分でしっかり計算をして気を付けていくべき必要があるのです

借金をいくらまでなら返せるか具体的に調べる方法

ここまでは一般的な目安の話をしてきましたが、実際にあなたがいくらまでなら借金を返せるかは個別に返済シミュレーションを立ててみる必要があります。返済シミュレーションは、プロミスなど消費者金融の公式サイトでも提供されているので試してみてください。

例えば、金利が15%で150万円を借りて、月々5万円ずつ返済をした場合、返済期間は3年2ヶ月となり、最終的に支払う利息の金額は391,756円となります。

>>借金150万円は余裕で返せる?返済計画を立てると見えること

また、同じく金利15%で、200万円を借りて、月々5万円ずつ返済をした場合、返済期間は4年8ヶ月掛かりますし、最終的に支払う利息の総額は789,895円となるんですね。

>>借金200万円の返済期間の目安はどれくらい?

このように実際に返済シミュレーションをしてみると、毎月、どれくらいの金額を返済すれば、完済するまでに何年かかって、最終的にどれくらいの利息を払うことになるかが分かってきます。

ただ、最終的に支払う利息が数十万円のレベルになってきたら、いくらまでなら返せる云々以前にかなりの損失を抱えてしまうことになるので、その損失を最小限に防ぐ方法を考えた方が良いかもしれません。

借金を返せる限度を超えてしまった場合

完済するまでに何十万円もの利息を支払うことも問題ですが、中には、いくら返済をがんばっても返済した金額の半分近くが利息で消えていき、さらに臨時の出費があったりして、借金がなかなか減らない負のスパイラルにハマってしまう方もいらっしゃいます。

もし、そのような状況に陥ってしまった場合は、債務整理の手続きを行なうことによって、その悪循環から抜け出すというのも一つの方法です。例えば、任意整理を行なえば、将来的にかかる利息をカットすることによって、利息の増加による損失を防ぐことができます。また、それでも解決が難しい場合は、個人再生や自己破産によって借金問題を解決できる場合もあります。

実際、借金を返せなくなってしまった場合は、その人の状況によっても選択肢は変わってくるので、法律の専門家に相談をしてみられることをおすすめいたします。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1~2分】

まとめ

借金はいくらまでなら返せるかという質問に対する答えは、もし、金利が高い場合は年収の三分の一(3割強)ぐらいまでというのが、一つの答えにはなります。

ただ、仮に自力返済が可能だとしても、毎月、一定の金額を返済することを数年間続けることは、精神的にかなりの負担を強いられる可能性が高くなります。ですから、人によっては、債務整理で金利をカットしたり、月々の返済額を減らしたりすることによって、借金問題を解決する方が良いかもしれません。

もし、借金が年収の三分の一近く、あるいはそれを超えて、返済がキツイという方や、返済シミュレーションをして、多額の利息を支払うことが分かった方、またそもそも返済の目途が立たないという方は、気軽に弁護士や司法書士に相談をしてみてください。