※この記事にはプロモーションが含まれています。

任意整理の成功率はどれくらいなのでしょうか?

せっかく、思い切って弁護士や司法書士に任意整理の手続きを依頼しても、失敗してしまったら、逆にダメージが大きくなってしまいますよね。

ここでは、一般的に言われている任意整理の成功率と、より確実に任意整理の手続きを進めるための方法についてお伝えしていきます。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

任意整理の成功率は?

任意整理の成功率は、統計上の数値が出ている訳ではありません。

任意整理の手続きは裁判所を通すことはなく、各債権者との任意の交渉で行なわれているため、統計データはなかなか出せないのです。

ただ、任意整理に携わっている人達の話をまとめてみると、少なくても任意整理の成功率は80%以上、場合によっては90%~95%という人もいます

任意整理の成功率が高い理由

任意整理の成功率が高いことには、ちゃんとした理由があります。

それは、債権者が債務整理の中では任意整理として解決を最も望んでいるからです。

任意整理以外の債務整理の手続きとして、個人再生と自己破産がありますが、個人再生は借金が約5分の1に減らされますし、自己破産はすべての借金がゼロとなります。

債務整理を利用する人にとっては借金が減るので良いのですが、債権者にとってはそれだけ損失が大きくなることを意味します

しかし、任意整理であれば、多額の過払い金が発生していない限りは、個人再生や自己破産に比べて、借金の減額幅は少なくなってしまいます。

ですから、債権者としては、より損失を少なくできる任意整理の手続きを好むため、成功率は高くなりやすいのです。

もちろん、任意整理ができないケースもありますが、全体の割合から見れば、その割合は低くなっています。

>>任意整理ができない7つのパターンご紹介

任意整理後の思わぬ落とし穴にご注意

任意整理の手続きは、弁護士や司法書士に依頼をして、和解をするところまでは、成功率が高くなっています。

しかし、任意整理は、最終的に完済するまで気を緩めてはいけません。

任意整理では、払い過ぎた利息(過払い金)があれば減額し、将来利息をカットして、返済期間を決めて(3年~5年)、和解をした後、残債を分割返済していくことになります。

しかし、そこで返済が2回、或いは2ヶ月を超えて遅れてしまうと、和解が無効となり、一括請求される可能性が高くなります

(具体的にいつ一括請求されるかは、和解案や債権者の状況によって異なります)

実は、任意整理で和解を締結するまでは成功できたとしても、任意整理後の返済が滞納し、失敗してしまうケースは意外に多いと言われています。

任意整理の成功率を高めるために

では、任意整理の成功率を高めるにはどうすれば良いのでしょうか?

事前に返済シミュレーションをしっかり立てる

無理に任意整理をしようとすると、任意整理後の返済で失敗してしまう可能性はやはり高くなってしまいます。

ですから、事前に法律の専門家に借金の減額診断をしてもらうことを通じて、任意整理を行った場合の返済シミュレーションをしっかり立てることが大切です。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1~2分】

任意整理に強い弁護士や司法書士に相談する

実際、任意整理で和解を締結するまでが成功というのであれば、どの弁護士や司法書士へ依頼をしても、変わりはないでしょう。

しかし、任意整理で現実的な条件で和解をし、しっかりと完済するという形での成功率を高めるのであれば、任意整理に強い弁護士や司法書士に依頼されることをお勧めいたします。

>>任意整理に強い法律事務所&相談所

実際、任意整理に強い弁護士や司法書士は、債務整理に対する交渉力や経験値が高いので、最終的な成功率を高めるためのアドバイスをしてくれる可能性が高いのです。

ですから、まずはそういった専門家に相談をして、借金減額のためのシュミレーションも含めた無料診断を受けられると良いでしょう。

■個人再生や自己破産の成功率は?

その一方で、個人再生や自己破産の成功率がどれくらいかは、以下のサイトで詳しくまとめられています。

>>個人再生の成功率は高い?失敗するケースとその後の対策

>>自己破産で失敗したらどうなる?実はできない確率は0%!?