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宗教で多額の借金を抱えて、金銭的にも精神的にも追い詰められてしまっている方が時々いらっしゃいます。
ただ、そういった状態からでも新しい人生の出発をすることは十分可能です。
逆に、借金という現実に押しつぶされそうになった時は、あなた自身と宗教の関係を見つめ直すチャンスでもあります。
そこで、ここでは、宗教で莫大な借金ができな時に考えるべきこととやるべきことについて、お伝えしていきます。
目次
宗教で借金ができたら考えるべきこと
もし、宗教で借金ができて苦しみを感じている場合は、まず、次のようなことを考えてみてはいかがでしょうか。
宗教で借金っておかしくないだろうか
これは特に新興宗教で起こりやすい問題ですが、信者に対して、借金をしてでも、お布施や献金、或いは、高価なものを購入する勧めるケースは非常に多いです。
宗教団体は、決して強要ではないと主張するかもしれません。
しかし、実際には、宗教的な観点を使いながら、借金をさせる手法は実に巧妙です。
- 今、お布施をしなければ、日本が滅ぶ
- このネックレスを買えば幸運が起こる
- これを買えば、先祖が救われる
- これだけの献金をすれば、あの世で特別な立場が与えられる
私自身、宗教を信じて借金を増やしてしまった人の話を聞く機会がいろいろありました。
宗教は、目に見えない世界について教えを伝えますから、ある意味、何でも言えるようなところがあります。
簡単に言ってしまえば、それを信じる人は救われ、信じられない人は救われないという論理が働いているんですね。
そういった不信仰者の烙印を押されるのを避けるがために、無理矢理、借金をしながら献金をしてしまう方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、お布施や献金というのは、感謝の気持ちを持って、自発的に行うものではないでしょうか。
基本的に借金をすることは、よっぽど感覚が麻痺した人でなければ、精神的な苦痛が伴います。
そこまでして、お布施や献金をしたり、何かを買ったりする必要は本当にあったのでしょうか?
借金をさせる宗教が抱える根本的な問題
借金をさせながらお金を集め、大きくなっている宗教団体には、ある根本的な問題があります。
そういった宗教団体の人達は、信者にお布施や献金を勧める際、「お金に執着してはいけない」と言います。
しかし、そこで集めたお金で、その宗教団体の人達は、多額の資産を抱え、非常に豪勢な生活をしているケースがほとんどなのです。
私の知っているある宗教団体は、信者の多くが借金を抱えていることで知られてしましたが、幹部たちの資産内容が公になった際、それぞれの幹部が1億円近くの資産を持っていることが分かりました。
信者には、お金に対する執着をなくすように言いながら、自らは、巨大な富を得ているというのは、完全なダブルスタンダードです。
極端な言い方すれば、宗教団体の人が、「お金にこだわってはいけない」と言っている時は、必ずあなたのお金を狙っているといって、ほぼ間違いないでしょう。
もちろん、すべての宗教がそうである訳ではないですが、宗教団体の中では、
- 純粋に信じて借金をしながらお金を貢ぐ人達
- 純粋な人達を利用してひたすら私腹を肥やす人達
に二極化しているケースがよく見られます。
宗教にのめり込むと、そういった矛盾は見えなくなってしまうものです。
しかし、もし、借金で苦しむ状況に陥ってしまった場合は、一度、客観的に、そのような現実について考えてみるのはいかがでしょうか。
宗教で借金ができたらやるべきこと
では、宗教によって、自力では返済仕切れない借金を抱えてしまったら、具体的に何をすべきなのでしょうか。
借金をしても現実的には救われない
お金に余裕がある時、宗教団体の人達は、あなたに積極的にアプローチをして、お金を捧げるよう勧めて来るでしょう。
しかし、あなたが借金まみれになって、これ以上、お金を出すことができないことが分かると、態度が変わってしまうことは往々にしてあります。
そういう時に限って、宗教団体は、精神的に得られる救いや幸福感を強調しますが、現実的に借金まみれになったあなたを助けてくれることは、まずありません。
宗教で借金をしても現実的に救われることはないのです。
借金は弁護士や司法書士を通じて解決
もし、あなたが宗教で借金地獄に陥ってしまった場合、あなたを救ってくれるのは、宗教ではなく、弁護士や司法書士など法律の専門家です。
弁護士や司法書士に相談をすれば、債務整理を通じて、宗教で作ってしまった借金問題を解決することが可能だからです。
有名な例として、X JapanのToshiさんが、宗教で作った数十億円の借金を自己破産によって解決したケースがあります。
ただ、借金の金額が100万~数百万円ぐらいであれば、自己破産をせずに、借金を減額しながら解決することも可能です。
自己破産は、債務整理の中の一つですが、債務整理には、自己破産以外にも任意整理や個人再生など、もっと負担の軽い方法があります。
もし、任意整理を行えば、裁判所を通さずに、弁護士や司法書士が債権者と交渉を行ない、将来的な利息をカットして、残債を3年~5年で分割返済できるよう和解してくれます。
また、個人再生であれば、住宅ローンはそのまま返済しながら、残債を約5分の1に減額することも可能です。
実際に、あなたの借金が具体的にどれくらい減らせるかは以下の方法で簡単に調べることができます。
宗教で借金ができない期間も作るべき
もし、弁護士や司法書士を通じて、債務整理の手続きを行うと、信用情報機関に事故情報が登録され、約5年~10年間は、新たな借金をすることができなくなります。
いわゆるブラックリスト状態になる訳です。
一般的な観点から見て、そのことは債務整理のデメリットになります。
ただ、宗教をやっている人にとっては、強制的に借金ができない期間ができれば、あなた自身の宗教との付き合い方について、冷静に考えられるきっかけが生まれるというメリットになり得ます。
その上で、借金問題が完全に解決された後、あなたが本当にやりたいことやっていけば良いでしょう。
本来の宗教の在り方
信教の自由は、日本国憲法でも保障されている権利ですし、宗教を信じること自体は、決して悪いことではありません。
ただ、信じている宗教によって、借金が増え、苦しみが増えているのであれば、一歩立ち止まって、冷静に考えている必要があると思います。
本来、宗教というものは、人を幸せにするためのものであり、人を苦しめるためのものではないからです。
もちろん、人によって宗教観は異なりますが、少なくとも私はそう思います。
ですから、もし冷静に考えてみて、借金をしてまで宗教活動をすることに疑問を感じる方は、早めにアクションをされることをお勧めいたします。