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多額の借金を抱えて、夜逃げを考えている人が一番心配するのは、もし債権者が追跡して来たらどうしようかということではないでしょうか。
実際、夜逃げを追跡するにはいくつかのパターンがあるので、その方法を知っていれば、追跡を防げる可能性も高くなって来ます。
ただ、それ以前に、追跡自体をストップさせる方法もあるので、そのやり方も含めて解説していきます。
目次
夜逃げの追跡の防ぎ方
夜逃げをした人を追跡するには、いくつかの方法があるので、そのパターンを知れば、追跡を防ぐ方法も見えて来ます。
住民票からの追跡を防ぐ
夜逃げをした人を追跡する上で、まず一般的に行なわれていることは、住民票を通じた追跡です。
夜逃げを追跡する立場からすると一番少ない負担でできるからです。
夜逃げをした場合、住民票がないと、生活に様々な支障が出てしまうため、異動届を出してしまう方がいらっしゃいます。
住民票の情報を照会できるのは、本人だけだと思っている方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、住民基本台帳法第12条の3では、住民票の記載事項を利用する正当な理由がある者も住民票記載事項証明書を交付してもらうことができると明記されています。
つまり、住民票の第三請求は十分可能ですし、住民票の発行は、300円程度で簡単にできてしまいます。
債権者が、夜逃げした債務者を追跡することは正当な理由だと見なされるので、そこで、あなたの居場所が見つかることになります。
住民票を使った方法で、夜逃げした人を追跡した体験談はこちらのブログで紹介されています。
ですから、夜逃げをしても住民票は絶対に異動してはいけないのです。
家族やら実家からの追跡を防ぐ
夜逃げした人を追跡するには、周辺の人に聞き込みを行うという方法もよく使われます。
家族を残して、夜逃げをした場合、追跡をする人は、当然、家族を訪ねて、聞き込みを行なうでしょう。
また、夜逃げをした人の中には、生活に困って実家に連絡を取る方も多いので、実家から情報を収集しながら、夜逃げを追跡する方もいらっしゃいます。
この方法は、債権者が探偵に依頼した場合に、探偵が行う方法の一つでもあります。
ですから、夜逃げをした後は、基本的には、家族に連絡しないことが大前提となります。
SNSを使わない
夜逃げをした人の中には、SNSを使って、情報収集をしようとする方がいらっしゃいます。
ただ、SNSで情報発信をすることは非常に危険です。
なぜなら、もし、債権者があなたのメールアドレスや電話番号を知っていれば、そこから検索して、あなたが持っているFacebookやTwitterアカウントなどばバレてしまいます。
そして、SNSにアップされた情報から、居場所を追跡されてしまう可能性も十分にあり得ます。
例えば、画像をアップした場合、画像データには、Exifデータというものが含まれています。
Exifデータには、撮影日時や位置情報が記録されているので、その情報を取得されることにより、撮影した場所がバレてしまうのです。
ですから、SNSを使うことはやめましょう。
夜逃げの追跡を防ぐデメリットは大きい
ここまで、夜逃げの追跡を防ぐ方法をお伝えして来ましたが、この方法を実行すると、様々なデメリットが伴います。
生活が不便になる
夜逃げをしたら、住民票を異動することは厳禁とお伝えしましたが、住民票が使えないと、生活をしていく上で、以下のような支障が生じます。
- 運転免許証の更新ができない
- 本人確認が必要な書類を一部受け取れなくなる
- 住民票が必須で賃貸に引っ越しできない
- 子供がいる場合、児童手当の受給ができない
- 会社によっては正社員になれないどころか就職自体ができなくなるため、仕事の選択肢が狭まる
- 子供が学校に通う際に手続きが面倒になる(本入学ができない)
- 婚姻届けが出せない
- 選挙ができない
一言で言えば、生活が一気に不便になります。
夜逃げの追跡を防ぐには、事前に、こういった生活の不便さを覚悟しておく必要があります。
精神的な負担が大きい
夜逃げの追跡を防ぐには、家族や親戚、そしてSNSを通じて、周りの人達との交流を一切、遮断する必要があります。
人間というのは、社会的な存在であるため、そういった人達の交流を絶ってしまうと、精神的な負担は一気に増加します。
そういった孤独との戦いに勝つ決心をしなければ、夜逃げの追跡を防ぐことはできないのです。
債権者の恨みは増大する
夜逃げを追跡する人の立場に立って考えてみると、追跡をしても逃げられたら、逃げた人に対する憎悪はさらに増大していくことでしょう。
夜逃げを追跡する人の話を取材した動画をご紹介しておきます。
こちらを見ると追跡する人の怒りや執念が伝わって来ますし、追跡から逃げている人が、いかにクズな人間であるかが分かります。
ただ、もし、あなたが夜逃げの追跡から逃げ続ければ、あなたも、ここに出て来る人と同じように見られてしまうのです。
もちろん、そういった周囲からの恨みを気にする人は、夜逃げ自体ができないかもしれませんが・・・
夜逃げの追跡を完全にストップする方法
夜逃げを追跡をすること自体は可能です。
しかし、それを完璧にやろうとすればするほど、生活は不便になり、精神的にも追い詰められ、追跡をする人からも恨みも増大していきます。
ですから、ここでは、夜逃げの追跡自体をストップさせるというもっと根本的な解決方法をお伝えしていきます。
債務整理で借金を減らすという選択肢
借金が増えると、債権者から逃げることがばかりを考えてしまいがちですが、借金自体を減らすことを考えてみてはいかがでしょうか。
実は、借金は弁護士や司法書士に相談すれば、合法的な方法で負担を減らすことも可能です。
具体的には債務整理の手続きを行うことになりますが、債務整理は、借金の踏み倒しとはまったく異なるものです。
返済能力がまったくない場合は、債務整理の中で、自己破産を選択して、いったん、借金をすべて免責にしてもらうしかないかもしれません。
ただ、少しでも返済能力がある場合は、任意整理や個人再生などで、借金や最終的な返済額を減額し、月々の返済額を減らすという方法もあります。
もちろん、弁護士や司法書士に直接、相談をすることに抵抗を感じる方は多いでしょう。
ただ、そういった方は、以下の方法を使えば、無料で簡単に借金の減額診断をしてもらうことが可能です。
夜逃げの追跡自体をストップ
弁護士や司法書士に債務整理を依頼すると、債権者に対して、受任通知というものが送られます。
受任通知が届くと、債権者は、あなたに対して、借金の取り立てが一時的にできなくなります。
もちろん、そこで、夜逃げの追跡自体もストップすることは言うまでもありません。
そして、その間に弁護士や司法書士のサポートを受けながら、債務整理を行ってしまえば良いのです。
債務整理をする人の中には、借金がなくなって喜ぶ方も多いですが、それと同時に、それまでの借金のプレッシャーがなくなって、精神的にも解放されたという方がたくさんいらっしゃいます。
ですから、夜逃げの追跡から逃げるという非合理的な方法を使うのではなく、債務整理という合法的でより効率的な方法で夜逃げの追跡自体をストップして、借金を減らしてみることを検討してみてはいかがでしょうか。