
自己破産をすると信用情報機関に事故情報が5年~10年登録されてしまうので、その期間は、新たな借入れが出来ないですし、クレジットカードを作ることも原則として出来ません。
しかし、体験談を見てみると、自己破産後、3年でクレジットカードを作れたという人もいらっしゃいます。
では、実際、クレカは何年作れないのか、具体的に解説をしていきます。
目次
自己破産後3年でクレジットカードを作れた人
自己破産後3年でクレジットカードを作れた人には以下のような方がいらっしゃいます。
信用情報機関に5年〜10年金融事故履歴が保管されるので「最低でも自己破産後5年はクレジットカード審査通らないよ」といわれてますが私は3年半で審査とおりました。
通ったクレジットカードは「楽天カード」です。それまで楽天銀行のVISAデビットカードを利用していましたが正真正銘のクレジットカード「楽天カード(VISA)」が3年半で通ったのです。
ちょうど3年前に自己破産しました。最低8年ぐらいはローンはもちろん、クレジットカードは作れないのはわかっていたのですが、知り合いから
成績の為にどうしてもっと頼まれイオンカードの申し込み書に記入しました。
100%審査落ちとおもってたのに、先日、JCBのクレジットつきのイオンカードが送られてきました。
破産者でも作れるクレジットカードはあるの?
上記の例では、自己破産後でも審査が通ったのは、楽天カードとイオンカードですが、実際、楽天カードは債務整理をした後でも審査に通る確率が高いと言われています。
参考サイト:任意整理中に楽天カードの審査は通る?(みんなの体験談)
他にもアメックスのクレジットカードは自己破産後も審査に通りやすいという話があります。
自己破産してもアメックス最低カードは、審査通る。すぐ作れます。
引用元: 自己破産してもアメックス最低カード
もちろん、これらのクレジットカードは自己破産後でも必ず取得できるという保証はありません。
しかし、体験談を見てみると、これらの3社は破産者でも作れるクレジットカードになりやすい傾向があるようです。
ハウスカードを作るという選択肢
また、一般のクレジットカードに比べると、利便性は落ちますが、ハウスカードであれば自己破産後でも審査に通る可能性は高くなります。
ハウスカードの場合、利用範囲が発行する企業やチェーン店に限定されてしまうというデメリットがあります。
しかし、ハウスカードでクレジットヒストリーを作っておけば、そのクレヒスが次のクレジットカードを作る際、審査のプラス材料となります。
ですから長い目で見れば、ハウスカードを持っておくことは十分意味があると言えるでしょう。
自己破産後3年でクレジットカードを作れた訳
では、なぜ自己破産後3年でクレジットカードを作れたケースが出て来るのでしょうか?
実際の審査の内容はブラックボックス化されているので、分かりませんが、一般的に以下のような条件を満たしていれば審査に通りやすいと言われています。
他の属性が良かった
自己破産を行って信用情報機関に事故情報が登録されるというのは、クレジットカードの審査を受ける上で、かなりマイナスに働いてしまうのは事実です。
しかし、それを補えるだけでの属性があれば、審査に通る場合もあります。
例えば、年収、勤務先(大企業や公務員)、雇用形態(正社員である)などで良い属性を持っていると、クレジットカードを取得できるケースも出て来ます。
キャッシング枠なしで申し込む
クレジットカードの審査を受ける場合、ショッピング枠だけでなく、キャッシング枠も付けようとすると、審査のハードルが上がってしまいます。
ですから、まずは、ショッピング枠だけで申込むことも審査に通りやすくなるコツです。
クレジットカード会社の方針
クレジットカード会社によっては、新規顧客の獲得のため、審査を甘くしているところもあります。
ここら辺は、その時のタイミングで左右される部分ですね。
また、アメックスでは、年会費が掛かりますので、審査を甘くして利用者を増やし、年間費で稼ぐという思惑があるのかもしれません。
銀行系のクレジットカードを避ける
自己破産後に信用情報機関へ事故情報が登録されるのは、約5年~10年となっていますが、厳密に言えば、10年間事故情報が登録されるのは、KSC(全国銀行個人信用情報センター)のみです。
それ以外の信用情報機関であるJICC(株式会社日本信用情報機構)とCIC(株式会社シー・アイ・シー)には最大でも5年までしか登録されません。
ですから、銀行系のクレジットカードを避けて、JICCやCICに加盟しているクレジットカード会社で申込みをすれば、自己破産後5年経過すれば審査に通る確率は高くなります。
もちろん、自己破産後3年というのは厳しいかもしれませんが、ご参考にして下さい。
自己破産後に何年でクレカは作れるの?
実際、自己破産後に何年でクレカを作れるかについて、まとめると以下のようになりますので、一つの傾向としてご参考にして下さい。
- 銀行系のクレジットカードの場合は約10年間作れない可能性が高い。
- JICCやCICのみに加盟しているクレジットカード会社であれば自己破産後5年以内にクレカを作れることもある。
- 楽天カード、イオンカード、アメックスでは自己破産後3年でクレカを作れることもある。
自己破産後にカードと作れた場合の注意点
仮に自己破産後、3年でクレジットカードを作れた場合でも一つ気を付けなければならないことがあります。
それは、クレジットカードは取得した後も、途上与信や更新のタイミングで、クレジットカードが解約になってしまうリスクもあるということです。
ですから、普段から、クレジットヒストリー(クレヒス)を積み重ねていくことが大切です。
また、自己破産後でも家族カードやデビットカードであれば、問題なく使えますので、いざクレジットカードが解約になってしまったとしても、対応できるようにしておくと良いでしょう。