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FXをやっている人の中には、時々、借金地獄に陥ってしまう方がいらっしゃいます。
ここでは、FXで200万円の利益を出せるほどプロ級の戦略を持っていた方が、計算が狂って、一気に300万円の含み損を抱えてしまった体験談をご紹介します。
また、さらに、FXで借金地獄にハマってしまった場合の対処法についても、解説をしていきます。
目次
FXで300万円の借金地獄に陥った方の体験談
まず、FXを行った結果、家族から200万円を借りて、さらにFXで300万円の含み損を抱えてしまった方の体験談をご紹介していきます。
一時期は、200万円の利益を挙げながら、なぜ、そんな失敗をしてしまったのか、ご本人の体験談を是非、ご覧になってください。
外貨預金に限界を感じてFXの世界に
私がFXを始めたそもそものきっかけは、とある銀行のサービスを使って少額の外貨預金を行なっていたことでした
当時もさほど資金を持っていたわけではなく、かといって預貯金だけでは将来性もないと思っていたので、金利が日本円より高い米ドルの預金で利子を稼ごうと考えたわけです。
しかし今では多くの人が知るところとなりましたが、銀行の外貨預金というのはユーザーの利便性を全く顧みず、銀行側の都合だけが優先される世界です。
税金を払うと手元に残る金額はわずかであることに大変不満を持っておりました。
そんな時、当時まだそれほどポピュラーではなかったFXの存在を知ったのです。
FXで200万円を利益を挙げることに成功
FXの危険性については十分理解していましたので、私は、低リバレッジに徹し、決して無理をせず中長期の利益を狙うスタイルをとりました。
結果として200万円の利益を上げるところまでたどりつくことができたんですね。
私はいわゆる「テクニカル分析」というのはエセ科学だと思っていたので、FXについても独自の理論による売買戦略をとっています。
この戦略に従い、次にターゲットとしたのが英ポンドでした。
よく知られた通り、ポンドはブレグジットの経過に応じて大きく上下してきた歴史があります。
2021年の4にはEUと英国の間で合意された離脱猶予期間が終了するため、私は、その後の関税問題で英国の経済が大打撃を受けるという見通しを立てました。
この見通しに従って、ポンド売りのポジションを取ることを決め、1ポンド140円の時に20万ポンドの売りを仕掛けたのです。
見通しとしては、英国EU間の関税協議が破綻する事によって、6年前にブレグジットが決まった時の為替レートである1ポンド120円近くまで下落する可能性があると考えていました。
もし、予測通りに事が運べば、私は一挙に400万円の利益を得ることができるはずでした。
300万円超の含み損が発生
しかし現実はそのようにはなりませんでした。
英国政府はEUとの交渉をぐずぐずと長引かせて、なし崩しに危機などなかったかのような振る舞いを続け、レートは逆にポンド高方向に振れ出したのです。
低レバレッジとはいえさすがに証拠金枯渇の可能性が出てきたため、焦った私は家族のなけなしの貯金から200万円を借りて、証拠金を上積みせざるを得ませんでした。
レートはその後一時1ポンド160円近くまで逆方向に振れてしまい、利益を出すどころか最終的に300万円を超える含み損を抱える羽目となってしまったのです。
含み損を解決するための解決策
今後はこの含み損を解決し、家族に借りた金を返済しなければなりません。
しかし300万の含み損を一気に解消しようとしてハイレバレッジに手を出せば、泥沼にはまって全てを失うのが関の山です。
このため私は従来のスタンスを崩すことなく、低レバレッジでの利益確保に徹する返済戦略を取ることに決めました。
大変忍耐力が要りますが、損失を確実に取り戻すにはこれしか方法がありません。
具体的には、含み損の解消に10年間かける覚悟を決めました。
これであれば、1年あたり30万円の利益を出すことができれば目標を達成できます。
家族には頭が上がらなくなってしまいましたが、自分の判断ミスですので他に誰を責めることもできません。
今後は粛々と、決して欲を出し過ぎないようにしながら、確実な為替トレンドを追って利益を積み上げて行こうと考えています。
英ポンドには要注意
なお、そもそも論になりますが、英ポンドというのはやはり扱いが難しい通貨だと思います。
なぜ、うまくいかなかったのか長いこと考えていたのですが、どうも英国というのは我々の思惑の測り知れないところでとんでもない金を動かす連中が多いのではないかと思います。
これからFXを始める人にとっても、注意を要する通貨ではないでしょうか。
FXの借金地獄は債務整理で解決できるのか?
実際、FXで失敗して、多額の損失を抱えてしまう方は、こちらの方だけではありません。
では、FXの借金地獄にハマってしまった場合、どのように対処していけば良いのでしょうか。
FXで借金地獄になってしまうケースとは?
今回の体験談を寄せていただいた方は、まだ、300万円の含み損なので、その分に関しては、借金として確定したわけではありません。
ただ、強制ロスカットを回避する目的で、証拠金維持率を確保するために、家族から200万円の借金をしてしまいました。
家族からの借金だと、利息がかからないので、まだマシですが、消費者金融など、一般の金融機関から、お金を借りると、利息がかかります。
中には、FXで負けた分を取り返そうと、消費者金融から、お金を借り、レバレッジを思いっきりかけて、勝負をしたけれども、逆に、失敗をして、深みにハマってしまう方もいらっしゃいます。
その場合は、こちらの方のように、含み損の解決のため、10年も時間を掛けていたら、利息がとんでもない金額になってしまいます。
ですから、そういった場合は、債務整理という形で、借金問題を解決するのも一つの方法です。
FXの借金だと自己破産ができない!?
ただ、債務整理を行うとした場合、自己破産はできないのではという話もあります。
その理由は、借金の原因が、FXだと、免責不許可事由に該当してしまう可能性が高いからです。
しかし、実際のところは、仮に免責不許可事由に該当しても、反省文を提出し、誠実に対応をしていけば、裁判所から裁量免責という形で、免責を受けられる可能性が高いです。
>>自己破産での浪費の基準とは?免責不許可事由に該当したら?
ですから、FXで借金地獄に陥ったからといって、決して、自己破産ができないというわけではないのです。
任意整理で解決できる場合も
ただ、自己破産で最終的に裁量免責が受けられるといっても、管財事件として扱われるため、予納金として追加費用が20万円~50万円必要となってしまいます。
ですから、借金の金額によっては、自己破産より任意整理の方が有効な場合もあります。
なぜなら、任意整理は、
- 借金の理由は問われない
- 裁判所を通さずに手続きができる
- 弁護士や司法書士に支払う費用が安く済む
などのメリットがあるからです。
その一方で、任意整理の手続きは、弁護士や司法書士を通じて、債権者と任意の交渉を行いながら、将来的な利息をカットし、残債を3年~5年で分割返済していく手続きなので、自己破産に比べると、直接的に借金の元本自体を減らせることはほとんどありません。
この点に関しては、借金の状況によって、最適な解決法が違ってきます。
ですから、自分にとって、どういった解決法が良いのか、気になる方は、こういった無料の借金減額診断サービスを利用してみることをオススメいたします。
まとめ
今回、体験談をご紹介した方のように、FXは、普段、堅実に利益を出せている人でも、予想外の展開が起こって、多額の借金を抱えてしまうケースがあります。
何とか、含み損の段階で踏みとどまることができれば、時間をかけてじっくり解決していくことも可能ではあります。
ただ、消費者金融からお金を借りて、挙句の果てに証拠金維持率を守れず、借金が確定してしまった場合は、弁護士や司法書士を通じて、債務整理で解決することも検討してみてください。