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アコムからの借金を返済する際、返済日に遅れると遅延損害金が掛かるようになります。遅延損害金はかなりの負担になるので、何とか支払いを免除してもらえないかと思う方は多いのではないでしょうか。ただ、実際のところ、通常の交渉で免除してもらうことは、まず難しいです。
しかし、ある方法を使えば、免除をしてもらうことも可能となるですよね。そこで、この記事では、アコムの遅延損害金を免除してもらう確率を確実にあげられる方法をご紹介していきます。
目次
アコムからの遅延損害金は交渉で免除が可能!?
アコムから遅延損害金が掛かってしまった場合、まず、アコムのコールセンターに連絡して、交渉すれば何とか免除をしてもらえるのではないかと期待を抱く人がいるかもしれません。しかし、残念ながら、直接交渉だとアコムが遅延損害金を免除してくれることは、まずありません。
なぜなら、アコムのカードローンでは、返済が延滞した場合、年率20%の遅延損害金が付加されると規約上決まっているからです。あなたが、アコムと契約してお金を借りる際、そのことに同意をしているので、特例が認められて免除されることはおろか、減額をしてもらうことさえもできないでしょう。
アコムの遅延損害金は一日いくら掛かる?
では、アコムの遅延損害金は、一日いくら掛かるのでしょうか。遅延損害金の計算方法は、アコムの公式のHPには、
残高×遅延損害金年率÷365日(うるう年は366日)×期限の利益の喪失日の翌日からの経過日数
と記載されています。ここでの期限の利益の喪失日は、返済期日のことです。つまり、アコムでは、返済期日が一日でも遅れると、その日から一日ごとに遅延損害金が掛かるというわけなのですね。
あとは、残高に応じて一日に掛かる遅延損害金が変わりますので、簡単に一覧にすると、以下のようになります。
残高 | 1日あたり | 30日 | 60日 |
---|---|---|---|
10万円 | 55円 | 1,644円 | 3,288円 |
30万円 | 164円 | 4,932円 | 9,863円 |
50万円 | 274円 | 8,219円 | 16,438円 |
100万円 | 548円 | 16,438円 | 32,877円 |
150万円 | 822円 | 24,658円 | 49,315円 |
遅延損害金は1日あたりの金額にしたら、それほど大したことがないように見えるかもしれません。しかし、一つ忘れてはならないことは、遅延損害金は、毎日、確実に増え続けていくということです。
確実に増え続けて、かつ免除ができないとなると、かなり厄介ですよね。
アコムの延滞が続くと信用情報にも傷がつく
アコムの返済の延滞が続くと、遅延損害金が増え続けるだけではありません。延滞の期間が61日~3ヶ月に達すると、信用情報機関に延滞情報が登録されてしまいます。いわゆるブラックリスト状態となってしまうわけです。
アコムは、以下の2つの信用情報機関に加盟しています。
そして、延滞情報に関しては、いずれの信用情報機関にも、契約期間中および契約終了後5年以内という期間で、情報が登録されてしまいまいます。
信用情報機関に延滞情報が登録されてしまうと、
- カードローンでの借入れ
- 車や住宅のローン
- スマホ代金の分割払い
- クレジットカードの作成・利用
のすべてができなくなってしまうので注意が必要です。さらに、アコムからの督促や催促を無視し続けると最悪の場合は裁判沙汰になって給与や財産に差し押さえに発展してしまうケースもあるので気を付けなければなりません。詳細は、以下の記事で解説しているので、ご参考にしてください。
アコムの遅延損害金を免除してもらう方法
ただ、アコムの遅延損害金に関しては、一つ免除をしてもらえる方法があります。それは、
- 弁護士や司法書士を通じて任意整理を行い、アコムに遅延損害金を免除してもらう
というやり方です。
任意整理だと遅延損害金の免除も可能
任意整理をすると、弁護士や司法書士が、裁判所を通さずに、アコムなどの債権者と任意の交渉を行って、以下のような形で和解をしてもらうことも可能となります。
- 遅延損害金の免除
- 将来的に掛かる利息をカット
- 残債を3年~5年で分割返済
任意整理を行えば、遅延損害金の免除だけでなく、将来的な利息をカットして返済総額を減額することもできます。そして、借金の負担を全般的に軽くして、月々の返済額も減らすことも可能なのです。アコムは、元々、金利が高い分、任意整理を行うと効果も高いので、アコムからの借金で悩んでいる方は、一度、専門家に相談をしてみてはいかがでしょうか。
遅延損損害金の免除は本当に可能?
ただ、ここで一つ注意しなければならないことは、任意整理は、あくまでも債権者との任意の交渉であるということです。ですから、遅延損害金を必ず免除をしてもらえるかというと、必ずしもそうとは言い切れないところがあります。
アコムの遅延損害金の免除について、2つの事務所の意見を引用してみると見解が異なることが分かります。まず、東京国際司法書士事務所では、
アコムは、債務整理手続きを進める場合、以前まで交渉は比較的スムーズな会社でしたが、ここ最近、細かく状況を聴取される等、あまり穏やかではありません。
任意整理手続きの場合、将来利息のカット(任意整理後の利息を0%にすること)はほとんどのケースで可能となりますが、和解日までの経過利息や遅延損害金は1円もカットされず、また3年を超える長期分割にも応じてもらえないケースもかなり増えてきました。
引用元: アコムの債務整理方法
という感じで、かなり厳しいという見解を出しています。しかし、その一方でみつ葉グループという司法書士事務所では、
任意整理の和解日から生じる将来利息をカットできます。
和解日までに発生する経過利息や、返済が遅れたことによる遅延損害金も、交渉次第でカットできるケースがあります。引用元: アコムの借金は債務整理で解決!
という形で、損害遅延金の免除は、交渉次第で免除できるという見解を出しています。ただ、いずれにせよ、アコムの遅延損害金を免除してもらうのは、特に最近は、簡単ではないことを理解しておいた方が良いでしょう。
遅延損害金を免除してもらう確率を確実にあげる方法
アコムが遅延損害金の免除に応じてくれるかどうかは、その人の借入状況によって変わったりもします。あと、もう一つ重要なのは、任意整理を依頼する弁護士や司法書士の交渉力です。下手に債務整理が苦手な弁護士や司法書士に依頼をしてしまうと、交渉が難航してしまう可能性が高くなります。
ですから、アコムの遅延損害金を免除してもらえる確率を確実に高くしたい方は、必ず、任意整理に強い事務所に相談されることをおすすめいたします。以下の記事では、上述したみつ葉グループも含めて任意整理に強い事務所をご紹介しているので、是非、ご参考にしてください。
まとめ
アコムの遅延損害金は、アコムの規約で、年率20%掛かると明確に決められているので、コールセンターに連絡して交渉をしても免除してもらうことは不可能です。ただ、遅延損害金は放っておくて、日に日に増えていきますし、延滞を2ヶ月以上続けると、信用情報機関に登録されて、新たな借入れができなくなるリスクが発生します。
ですから、アコムからの借金が払えないと感じたら、早めに弁護士や司法書士に相談されることをおすすめいたします。そこで、債務整理を行うと、アコムとの交渉で、遅延損害金を免除してもらうことも可能です。
ただ、アコムとの交渉は、以前に比べると厳しくなっているという話もあり、遅延損害金を免除してもらえるかどうかも微妙なところがあります。ですから、アコムの借金をできるだけ、有利な条件で減らしたい方は、できるだけ債務整理に強い弁護士や司法書士に相談するようにしてください。