※この記事にはプロモーションが含まれています。
30代で貯金なしで、かつ借金ありだと、このままで大丈夫だろうかと心配になる方がいらっしゃるかもしれません。ただ、そういった時は、まず現状をしっかり把握した上で、今後の計画を立てていく必要がありますよね。
そこで、この記事では、30代で貯金なし・借金ありはやばいのか具体的な統計データをもとに解説していきながら、その中で、危機感を覚えた方のために今後、どうすれば人生を立て直していけるのかという点について解説していきます。
目次
30代で貯金なし・借金ありはやばい!?
30代で貯金なし・借金ありだとやばいのでしょうか?この点について、まず結論からお伝えすると、そのような人は30代の中では少数派となり、特に100万円以上の借金があるとやばいかもしれないということができます。
もちろん、これは見方によっても変わってくるところがあるのも事実です。ですから、ここからは客観的な統計データをご紹介していくので、その中でご自身の立ち位置を把握して、実際のところはどうなのか判断をしていただければと思います。
30代で貯金なしはどれくらい?
まず、30代の貯金なしの人はどれくらいなのでしょうか?この点に関してはりそなグループが行った調査によると、
- 30代独身世帯:33.1%が貯金ゼロ
- 30代夫婦世帯:35.7%が貯金ゼロ
となっています。つまり独身世帯、夫婦世帯に関わらず、30代の3人に1人は貯金がゼロということになりますね。それほど多くない言えるかもしれませんが、貯金がある人に比べたら少ないということにはなってしまいます。
30代で借金がある人の割合は?
次に、30代で借金がある人の割合はどれくらいいるのかという点については、金融広報中央委員会が発表している家計の金融行動に関する世論調査から見ることができます。
ただ、30代で借金がある人の割合に関して確認してみたところ、借入金の有無についての質問に対して、30歳台の場合、単身世帯と二人以上世帯で大きく異なります。それぞれのデータを表にまとめてみました。
項目 | 単身世帯 | 二人以上世帯 |
---|---|---|
借入金がある | 20.10% | 62.30% |
借入金がない | 79.90% | 37.70% |
借入金残高(借入金がある世帯)平均値(※1) | 629万円 | 2367万円 |
借入金残高(借入金がある世帯)中央値(※2) | 100万円 | 2,450万円 |
※1 データの合計をデータの個数で割って得られる値
※2 データを大きさの順に並べ替えたとき、ちょうど順番が真ん中になる値
これを見ると、二人以上世帯で借入金がある人の割合はすごく多いように感じますが、これは住宅ローンを組む人の割合が多くなるからです。ですから、基本的には単身世帯の借入金残高の方が住宅ローンを組む前の状態が見えやすいと言えます。また、平均値は、極端に借金が多い人がいると平均値が上がってしまうので、中央値の方がより参考になります。
そうやって見てみると借金が100万円を超えると、中央値よりも上がってしまうので、気を付けた方が良いと言えるのです。
30代で貯金なし・借金ありから人生を立て直す方法
このようなデータを見て「自分はまだ大丈夫だ」と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、その一方で危機感を抱く方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここからは、30代で貯金なし・借金ありの人が、どうすれば人生を立て直していくことができるのかという点について詳しく解説していきます。
収入と支出の金額を整理する
まずやるべきことは、自分の収入と支出の金額がそれぞれどれだけあるか把握することです。ここで万が一、収入より支出が上回っていれば、早急に生活を改善する必要があります。また、収入が支出を上回っている場合は、その差がどれくらいで、具体的に毎月、どれくらいの金額を返済に回すことができるか計算するようにしてみてください。
収入と支出を把握するには、家計簿をしっかりつける必要がありますよね。家計簿に関しては、最近は、アプリを使って簡単に作れるものもあるので、そういったものもしっかり活用していきましょう。
借金を何年で返済できるかシミュレーションをする
次に、今ある借金に対して、その借金を何年で返すことができるのか計画を立てる必要があります。収入と支出を把握して、毎月返済に回せる金額が分かったら、それをもとに返済シミュレーションをしてきましょう。
そこで短い期間で返済ができれば良いのですが、もし、借金返済までに数年以上かかりそうなのであれば注意しなければなりません。なぜなら借金が残っている状態が続くと、結婚や子育てへの影響が出てきてしまうからです。特に30代の場合は、すでに結婚をしているか、今すぐ結婚してもおかしくない年齢なので、家庭への影響を最小限にするためにも借金はできるだけ早く完済していきたいですよね。
ですから、そういった場合は、まずは、支出を減らすか収入を増やすかのいずれかの方法によって借金を返済するペースを上げていく必要があります。
支出を減らす
支出をチェックしていると、どの出費が家計を圧迫しているかが分かってきます。もし、そういった原因が見えてくれば、そこから支出を減らす努力をしてみてください。
特に家賃は支出を減らす上で、重要な要素になってきます。家賃の目安は手取り収入の25%~30%が目安と言われていますが、もし、家賃が家計を圧迫しているのであれば多少条件が悪くなっても、家賃の安い家に引っ越すことを検討してみることも必要です。
また、食費も努力すればしっかり減らしていくことが可能です。もちろん、あまりケチりすぎると体調を崩して、病院代で逆に出費が増えてしまい本末転倒の結果になりかねないので、気を付けたいところです。健康を損なわずに食費を減らすには以下のようなやり方があります。
- まとめ買いをしたり、作り置きをしたりして一回あたりの食費を減らす
- コンビニで割高商品は買わないようにする(健康のためにも)
- プライベートブランドの商品を中心に購入する
- 外食を減らして自炊の割合を増やす
あと、30代の人であればスマホなど通信費にお金が掛かっているケースも多いでしょう。ですから、こちらも以下の方法で減らせないか試してみてください。
- 大手キャリアを使っている人は格安SIMを検討してみる
- できるだけWiFiの環境を使ってデータ通信料を減らす
- 安いプロバイダに乗り換える
- 不要なオプション契約があれば外す
- 課金されるゲームをやっている場合はやめる
スマホは便利ですが、うまく調整をしないと、どんどん通信費が嵩んでしまう場合があるので、必要に応じて減らせるようがんばってみてください。
収入を増やす
借金を減らしていくには節約も大切ですが、収入を増やすことも非常に重要となってきます。30代は働き盛りの年代なので、努力次第では、いくらでも収入を上げることができるかもしれません。
特に30代前半であれば、まだ転職をすることによって収入を上げることも十分に可能なので、挑戦をしてみても良いでしょう。ただ、30代後半になってくると、転職をするハードルがグッと上がってしまうので、転職よりも副業をして、プラスαの収入を得るようにしていく方がより確実で安全だとも言えます。
借金返済に有効な副業の方法については以下の記事で詳しく解説しているのでご参考にしてください。
返済のメドが立たない場合は債務整理を行なう
ただ、中にはどんなにがんばっても借金の返済のメドが立たないという方もいらっしゃるかと思います。もし、そういった状態になっている場合は、債務整理によって一気に借金の負担を減らしていくというのも一つの方法です。
債務整理と聞くと、自己破産を思い浮かべる方も多いですが、自己破産ではなくても任意整理を行なって、将来的にかかる利息をカットしてもらうことによって、元本だけを返済して、返済総額を大幅に減らすという方法もあります。
具体的にあなたの借金をどれくらい減らせるかは以下の方法によって簡単に知ることができます。
まとめ
30代で貯金なし・借金ありという状態は、データから見ても少数派の部類に入ってしまいますし、借金が100万円を越えていれば、今までのやり方を変えて何とかしていく必要があると言えます。
そういった人が人生を立て直していくには、まずは収入と支出を把握して、借金をどれくらいで完済できるのか、返済シミュレーションを立てる必要があります。その上で、返済スピードを上げるために、節約をしたり、収入を増やしたりするために何かできることをあれば、積極的に取り組んでみてください。
ただ、借金が増えすぎて、どうしても自力での返済では難しいという場合は、債務整理をすることによって一気に借金を返済していくという方法もあります。
この記事ではいろいろな方法をご紹介しましたが、その中でご自身にあったやり方をぜひ試してみてください。