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住宅ローンがまだたくさん残っている段階で、突然、リストラに遭ってしまうと目の前が真っ暗になってしまいますよね。
特に夫がリストラをされ、妻が専業主婦のようなケースだと一気に窮地に追い込まれてしまいます。
もし、失業保障つきの住宅ローンであれば、半年分ぐらいの返済額が保障されたりもするのですが、そうでない場合は、滞納が続き、最悪は家を失うことにもつながりかねません。
では、そういったトラブルを避けるにはどうすれば良いのでしょうか?
目次
最悪は競売されること
リストラで住宅ローンが払えなくなった時、最悪のパターンは、滞納が続いて、最終的に家が競売されてしまうことです。
滞納が1~3ヶ月続くと、催告書や督促状が続き、これ以上、滞納をすると期限の利益を喪失して一括返済されると警告されます。
滞納が3ヶ月~6ヶ月ぐらいの段階で、保証会社が代位弁済を行ない、住宅ローンの債務者に対して一括返済を要求します。
そして、一括返済ができなければ、すぐに競売の申立てが行なわれます。
ここら辺は、あなたがリストラに遭ったという状況は一切考慮されず、粛々と手続きが進んでしまいます。
もし、家が競売されると、市場価格の50~60%で売られてしまいます。
もちろん、ローンの残債はほとんど減らず、更なる借金地獄の状態に追い込まれるので競売だけは絶対に避けなければなりません。
リストラに遭った場合の住宅ローンの対処法
では、住宅ローンを抱えたまま、リストラに遭った場合、具体的にはどんな対処法があるのでしょうか?
金融機関にリスケジュールを相談
まず、できることは、住宅ローンを組んでいる銀行などの金融機関に連絡してリスケジュールができないか相談をしてみることです。
具体的には、
- 月々の返済額の減額
- 返済期間の延長
- 一定期間の支払いの猶予
ができないか相談することになります。
金融機関側も、リスケに応じなければ、あなたが返済を断念して滞納が続き、最終的に回収ができなくなるリスクを抱えることになります。
ですから、金融機関に対しては、リストラに遭ったことを正直に伝えて相談すれば良いと思います。
任意売却
もし、家を手放すことを覚悟する場合は、競売だと安い値段で売られてしまうので、任意売却の手続きで、市場価格に近い価格で住宅を売却し、残債を一気に減らすという方法があります。
任意売却の相談先は、不動産会社、弁護士、司法書士、銀行などがあります。
個人再生で住宅ローンを守る
しかし、中には、せっかく念願のマイホームを購入したのに、リストラに遭っただけで家を失いたくはないと強く思う方もいらっしゃるかと思います。
また、住宅ローン以外にも借金を重ねていて、その返済が住宅ローンの返済分を圧迫しているケースもあるかと思います。
そういった場合は、個人再生の手続きを行なうことによって、住宅ローン以外の借金を大幅に減らし、住宅を守るという方法もあります。
借金の金額にもよりますが、個人再生を行なうと、借金が約5分の1に圧縮され、将来的な利息もカットされ、月々の返済額も少なくすることができます。
それによって、住宅ローンを従来通り支払う道も見えて来ます。
実際、個人再生でどらくらい借金を減らせるかはこちらの方法で無料診断を受けることができます。
リストラされたままで個人再生はできない
ただし、個人再生を行なうには、安定した収入が必要となるため、リストラに遭って失業中の方は、個人再生の手続きができません。
失業保険も期間限定の収入であるため、安定した収入とは認められません。
ですから、アルバイトでも構わないので、何らかの形で就業することが条件となってきます。
たとえ、再就職で収入が減ったとしても、個人再生の手続きで借金が減れば、住宅ローンを支払える可能性も出て来ますので、希望を持って仕事探しをしてみて下さい。