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アコムやプロミスなど消費者金融の返済を無視して踏み倒そうとしたら、どういうことが起こってしまうのでしょうか?
大手の消費者金融の場合、普段の対応は非常に丁寧ですが、返済催促の連絡を無視し続けていると、催促は段階的にエスカレートして来ます。
ここでは、そのプロセスについて解説しながら、最悪の事態を免れる方法をお伝えしていきます。
目次
消費者金融の返済を無視し続けた時に起こること
催促の電話や郵便が来る
消費者金融の返済が遅れると、まずは、電話や郵便を通じて催促の連絡が来ます。
また、返済期日を過ぎた段階で、遅延損害金(年率約20%)が発生します。
そして、滞納を続けていると消費者金融のカードが使えなくなります。
ただ、この段階では、まだ、家族や職場の人達に知られないよう周りに配慮した形で催促が行なわれます。
信用情報機関に事故情報が載る
消費者金融の返済を無視し続けた期間が、61日~3ヶ月ぐらいになると、信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。
いわゆるブラックリストに載った状態になります。
信用情報機関に事故情報が載ってしまうと、滞納が解消しても約5年間、その情報が消えなくなってしまいます。
そうなると、その期間は、ローンなど新たな借入れをしようとしたり、クレジットカードを作ろうとしたりしても、審査に落ちてしまうようになります。
督促状が送られて来る
消費者金融から返済を促す連絡を無視し続けていると、今度は、督促状が自宅に送られて来ます。
督促状は、通常、内容証明郵便で来るようになります。
そして、指定された返済日までに遅延損害金も含めた借金をすべて支払わないと法的手段に訴えるという強い文体で記載されています。
この段階では、分割返済ではなく一括返済を求められる可能性が高くなっています。
自宅や職場に電話連絡が来る
督促状が来るタイミングと前後しますが、消費者金融からの催促を無視し続けていると、自宅や職場に電話連絡が来るようになります。
通常、消費者金融の取り立ては、家族や職場の人など債務者以外の人達に、あなたの借金がバレるような形で行なうことは貸金業法の第21条で禁止されています。
しかし、本人が催促の連絡を無視し続けた場合は例外となり、家族や職場に対しても連絡が行く可能性が高くなります。
さらに、場合によっては自宅を訪問され、直接、返済のための誓約書を書くよう求められることもあります。
裁判所に訴えられる
しかし、それでも消費者金融からの返済要求を無視していると、今度は、裁判所を通じて訴えられてしまいます。
裁判所を通じた場合は、一般的に支払督促という形で書面が来ることになります。
支払督促が来て、2週間以内に異議の申立てを行なわず放置していると、裁判所は債権者(消費者金融)の申立てに基づいて、仮執行宣言付き支払督促を送るようになります。
その段階で消費者金融側は、裁判所を通じて、強制執行という形で、財産や給料を差し押さえることができるようになります。
給料の場合、差し押さえができるのは、基本的には4分の1までとなります。
裁判所も無視すると、文字通り身ぐるみ剥がされることはありませんが、法的な力でかなりのダメージを受けてしまうことは確実になってしまうのです。
時効が来るまで逃げて踏み倒しを狙うのはアリ?
一応、消費者金融からの借金の時効は5年間なので、その期間に逃げ切って踏み倒しを試みるのはどうかと考える人もいるかもしれません。
いわゆるバックレるという方法ですよね。
しかし、消費者金融の時効は、5年過ぎたら自動的に時効が成立するのではなく、時効の援用という手続きを行なわなければなりません。
さらに、時効の期間中に
- 請求(裁判所を通じた請求)
- 差し押さえ、仮差押え、仮処分
- 承認(少しでも返済したり、借金があることを認めたりする)
などの行為があれば、簡単に時効は中断されたりしてしまいます。
そもそも、消費者金融に住所がバレている場合は、そこに督促状が送られて来るなどバンバン請求がされてしまうので、そこから逃れて踏み倒しをしようと思うならば夜逃げしか選択肢がなくなって来ます。
しかし、夜逃げをして、住民票以外の住所に引っ越しをすると、今度は、仕事、免許、保険、子供の学校など様々な面で支障が生じます。
>>夜逃げをした人のその後の生活はどうなる?ホームレスになる人も
さらに、時効が中断したりしている間に、遅延損害金はますます増え続けてしまうので、あなはさらに大きなリスクを抱えることになってしまうのです。
借金の踏み倒しよりもお勧めの方法
このように消費者金融からの返済を無視し続けていると、時間が経てば経つほど、泥沼状態にハマってしまい、最後は訴えられて、財産も差し押さえられるという最悪の結果を招いてしまいます。
ですから、そのような最悪の事態を回避するためにも、無視をするのではなく相談されることをオススメいたします。
もちろん、返済日が過ぎて間もない段階であれば、消費者金融のコールセンターへ連絡されても良いでしょう。
ただ、滞納期間が数ヶ月の段階になってしまったり、督促状が届いたり、裁判所から連絡が来たりしたような段階だと、交渉が難航する可能性が高くなります。
ですから、その場合は、弁護士や司法書士に相談をした方が良いです。
また、あなたの消費者金融からの借金は、実は、合法的な手続きで減らすことができるかもしれません。
以下の方法を使えば、どれくらい借金を減らせるか簡単に調べることができますので、気軽に利用してみて下さい。
まとめ
消費者金融の返済を無視し続けたら、いつか、消費者金融も諦めて、踏み倒しをできる日が来るかもしれないと、淡い期待を抱く人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、消費者金融からの催促など取り立てを無視し続けると、
- 遅延損害金が増え続ける
- 信用情報機関に事故情報が載る(ブラックリスト状態になる)
- 自宅や会社に連絡が来る
- 裁判所に訴えられて差し押さえを受ける可能性がある
など、ジワリジワリと外堀を埋められ、追い詰められてしまいます。
ですから、踏み倒しを試みるよりも、早めに消費者金融に相談をするか、難しければ弁護士や司法書士に借金を減らせないか相談されることをお勧めいたします。