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借金ができてしまった時、親に話すべきなのでしょうか。
ただ、実際に話してしまうと、親の負担になったりして、余計、話が複雑になると考えてしまう方もいらしゃるかと思います。
そこで、ここでは、借金について親に話すメリットとデメリットをご紹介しつつ、より円満に解決するための秘策についてお伝えしていきます。
目次
借金を親に話すメリットは?
借金を親に話す場合、具体的にはどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、親に話すことに賛成する方の意見もご紹介しながら、親に話すことによって得られるメリットについて解説をしていきます。
まずは、ネットに寄せられた意見です。
あなたの事例を家族で共有できていい勉強になる。
そして50万円の借金とあなどってはいけない。
思っているよりも返済は大変なはずです。
そのために、また借金を重ねることを防ぐためにも、ね。引用元: 知恵袋
言ったうえで、自力で返すことも伝える。
返済計画もちゃんと話す。
これが最適かと。引用元: 知恵袋
これ以上の借金を防げる
借金を親に話さず、一人で悩みを抱え込むと、さらにズルズルと借金が増えてしまうケースがどうしても出て来ます。
しかし、親に借金の話をすると、もちろん説教もされるかもしれませんが、人生の先輩でもある親からは適切なアドバイスを受けられる可能性は高いでしょう。
また、いったん、親に借金のことを話すと、あなた自身の中でも借金を何とかしようという気持ちは強くなるものです。
それによって、更なる借金を防ぐこともできるようになっていくでしょう。
気持ち的にスッキリする
親に借金のことを相談できないと、気持ち的に何となくもやもやするものです。
実際、親の立場から考えてみると、何か困ったことがあったら、相談してもらいたいし、できることなら助けて上げたいという気持ちがあるのも事実です。
逆に、隠し事をしていると、親としては寂しく思ってしまう気持ちもあるものです
(当然のことながら、親によっても、かなり個人差はあるかもしれませんが・・)
ですから、親に借金のことを話した方が、あなたが自身、気持ち的にスッキリできるでしょう。
援助ししてもらえる場合も
これは、あまり期待してはいけないことではあるのですが、親に借金のことを話すと、援助をしてもらえる場合もあります。
もちろん、法律的には、連帯保証人になっていない限り、子供の借金に対して、親が責任を持つ必要は一切ありません。
ただ、困っている子供がいたら、何とかして上げたいと思うのが親心ですよね。
親が金銭的な援助をしてくれたら、あなたの負担は大分軽くなるというのも事実です。
借金を親に話すデメリット
その一方で、借金のことを親に話さない方が良いという意見もあります。
そのコメントもご紹介しながら、親に話すとどんなデメリットがあるのか、解説をしていきます。
親には言わずに自分で解決しました。苦労しましたが。でも とても親には言えない環境でしたし、親に言ってたら 信用をなくして その後干渉されてただろうし、苦労したおかげで その後も親に頼ることなく自立してます。
引用元: 知恵袋
親に負担を掛けてしまう
借金のことを親に話すと、親が負担に感じる可能性はやはり高いです。
特に、親自身が、経済的にギリギリの生活をしていたり、あなたの兄弟たちが別のトラブルを抱えていたりしたら、なおさら親に与えるダメージは大きくなってしまうでしょう。
ですから、そのことを考えると、なかなか親に借金のことを話せないという気持ちになってしまう方も多いと思います。
親から余計な干渉を受けることになる
借金のことを親に相談をすると、親から様々なアドバイスを受けることができるでしょう。
しかし、それが行き過ぎると、親から余計な干渉を受けるようになってしまうかもしれません。
あなたも良い大人なのに、親からああだこうだ言われるのは、かなり苦痛なのではないでしょうか。
依存心が強くなってしまう
借金のことを親に話すと、全額、またはその一部を肩代わりしてくれるかもしれません。
それはそれで良いことなのかもしれませんが、あなた自身の親に対する依存心が増してしまう可能性が非常に高くなります。
そして、心のどこかで、「また、何か困ったことがあったら、親が何とかしてくれる」という甘えの気持ちができてしまうものです。
そうなってしまうと、一時的な解決にはなっても、長い意味で見たら、また何かのタイミングで借金ができたりするなどして、本質的な解決につながらないかもしれません。
借金を親に話す際に守るべきポイントとは?
ここまでは、借金を親に話すべきかという点について、両方の意見をご紹介してきました。
実際、親に話す場合も、話さない場合も、それぞれメリットとデメリットがあるというのが現状ですよね。
ただ、ある方法も交えていけば、良い形で解決をしていくことも十分可能です。
親に頼らずに何とかすることを考える
まず、借金のことを親に話す、話さない関係なく、借金のことは親に頼らずに解決するという決心をすることが大切です。
やはり、親から援助を受けたりしたら、いつまで経っても親から、精神的にも経済的にも自立することができないからです。
学生時代は、しょうがないとしても、いったん社会に出たら、やはり親には頼るべきではないですよね。
そして、親には頼らないという覚悟を決めた方が、より良い解決法がきっと頭に浮かんでくるはずです。
法律の専門家に相談する
ただ、だからといって、借金は自力で返済しなければならないという訳では決してありません。
なぜなら、あなたの収入や借金の額によっては、自力で返済することが簡単でないケースもあるからです。
そして、そういった場合は、親ではなく、まず弁護士や司法書士など、法律の専門家に相談をして、借金問題を解決する方法を検討してみるのはいかがでしょうか。
親に相談すると、お互いに感情的になって話が複雑になるケースも出て来ます。
しかし、法律の専門家に相談すれば、法律の観点から、あなたの借金をどうすれば効率よく減らせるか、適切なアドバイスを受けることができるからです。
ちなみに、弁護士や司法書士に相談した場合、具体的には債務整理の手続きを勧められます。
借金の返済ができないと、すぐに自己破産だと極論に走ってしまう方のいらっしゃいますが、債務整理には、
- 任意整理:将来的な利息をカットして、残債を約3年~5年で返済する
- 個人再生:住宅ローンの返済はそのまま続けながら、借金を約5分の1に減額する
- 自己破産:すべての借金を原則、免責にしてもらう
などの方法があり、あなたに合った形での解決法を提案してもらえます。
また、こちらの減額診断サービスを利用すれば、あなたの借金をどれぐらい減らせるか、無料で調べてもらうことが可能です。
>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【借金減額シミュレーター】
解決策を見つけた後で親に話す
このように借金を抱えてしまった場合、
- 自力で返済できる場合は、返済計画をきっちり立てる
- 自力で返済するのが難しい場合は、法律の専門家に相談して具体的な解決策を提案してもらう
という形で、上記の内、いずれかの道を選べば、親に頼らなくても、借金問題を解決することは十分可能です。
もし、解決法が見つからないまま、親に借金のことを話しても親の心配を助長してしまうだけです。
しかし、解決法を確立した上で、親に対して借金のことを話すのであれば、まったく問題はないでしょう。
もちろん、その場合は、親に言わなくても大きな問題にはならないと思います。
ただ、親とは、話せることを何でも話したいという方は、話しても良いかと思います。
まとめ
借金を親に話すべきか悩んでいる人は、自分の力で、借金問題を解決することに自信を持てていないですし、できるのであれば、親に何とかしてもらいたいという気持ちがどこかにあるのはないでしょうか。
しかし、そういった時は、借金問題は、親に頼らないで何とかするという覚悟を持てば、気持ちがスッキリするものです。
また、どうしても自力で返済するのが難しいのであれば、法律の専門家に相談することによって、親に話さずに解決をすることができます。
まずは、借金問題を解決する道筋をしっかり確立した上で、あとは、親に話すか話さないか自由に決めたら良いと思いますよ。