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借金が300万円ある場合、自力で借金返済をするのは、なかなか大変です。
もちろん、債務整理をしないで完済しようとチャレンジする人もいますが、実際に返済計画を立ててみると、相当な苦労を強いられることが分かります。
参考記事:借金300万の返済計画~20代だとヤバイ理由とは?
では、300万円の借金を債務整理すると、具体的にどのような形で借金を減額し、完済することができるのでしょうか?
借金が300万円だと任意整理はしない方がいい?
借金300万円を任意整理する場合、最初に、あなたの代理人となった弁護士が貸金業者から取引履歴を取り寄せ、引き直し計算を行ないます。
そこで、払い過ぎた利息(過払い金)が発生していれば、その分を300万円から減額していくことになります。
そして、基本的には、将来利息をカットした上で、残債を約3年~5年で分割返済していく形で和解契約を結びます。
もし、過払金が発生していない場合、月々の返済額は以下のようになります。
- 3年間で返済:83,333円
- 5年間で返済:50,000円
実際、任意整理で、過払い金が発生していないと、月々の返済額も高いですし、弁護士費用なども考えると、任意整理はしない方がいいのではと考える人もいます。
しかし、任意整理では将来利息をカットできるので、自力返済をしていた場合に、本来、払うべきであった利息を支払う必要がなくなります。
通常、借金300万円を3年~5年で自力返済をすれば、金利によっては、完済までに支払う利息が数十万円~100万円掛かってしまいます。
ですから、任意整理の手続きをすると、その分のお金が経済的利益になるので、それだけでも任意整理を行なう価値は十分あると言えます。
借金300万円は個人再生でここまで減らせる
ただ、任意整理だと月々の返済額を払えないという方は、個人再生の手続きを検討することになります。
個人再生を行なうと、借金300万円の場合、最低弁済額が100万円となります。
(ただし、小規模個人再生の手続きの場合、清算価値(手持ちの財産をすべて現金に換価した場合の金額)が、最低弁済額を上回れば、弁済額はそちらに合わせます。)
もし、弁済額が100万円に確定して、3年間、または5年間で残債を返済することになった場合、1ヶ月あたりの返済額は以下のようになります。
- 3年間で返済:27,778円
- 5年間で返済:16,667円
これぐらいの金額であれば、返済ができる人も多いのではないかと思います。
借金300万円を自己破産することは可能?
最後に借金300万円を自己破産する場合ですが、自己破産では、原則的に、借金をすべて免責してもらうことができます。
ただし、自己破産で免責を受ける場合は、支払い能力がないことを裁判所や債権者から認められなければなりません。
実際、ある程度の収入があって、返済能力がある場合は、任意整理や個人再生の手続きを行って下さいという話になるからです。
もし、あなたが債務整理を行なう場合、どういった手続きが適切で、300万円の借金をどれくらい減らせるかは、借金減額シュミレーションを使えば、簡単に無料診断を受けることができます。
もちろん、300万円の借金を自力返済できることに越したことはありません。
しかし、その場合は返済期間がズルズル長引いてしまう可能性は高いので、債務整理で一気に解決することも一つの選択肢として考えてみるのはいかがでしょか。