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借金が800万円まで膨らんでしまったら、一体、どうすれば完済することができるのでしょうか?実際、800万円の借金を抱えた人のブログなどを読んでみると返済するための生活は「生か死か?」と唸ってしまうほど悲惨です。
では、そんな時は自己破産をした方が良いのでしょうか、それとも別の解決方法はあるのでしょうか?この記事では、借金800万円の返し方について様々な観点からお伝えしていきます。
借金800万円の返し方
借金800万円を返済することは並大抵の努力ではできません。では具体的にどのような方法で返していけば良いのでしょうか。ここでは、まず自力返済をした場合に起こりえることをお伝えした後に、そこから債務整理の手続きを行なった場合での返し方についてご紹介していきます。
800万円の借金は生か死か?
まず800万円の借金というのは人によっては生か死かという問題になってくる場合があります。800万円の借金をまともに返そうとすることがどれだけ過酷なものかは、実際に800万円の借金を返済した人のブログを読むと分かりやすいでしょう。
その中でも特に有名なのは「借金800万円破産か死かの選択」というブログだと思います。こちらの方は、別に浪費癖があったわけでも、ギャンブルにハマったわけでもなく、お酒もほどほどしか飲まずブランド品にも関心がないごく普通のサラリーマンの方でした。
しかし、国際結婚をした奥さんの家族の事情に巻き込まれて、ジワリジワリと借金が増え続け、気が付けば800万円を超えていたそうです。ブログでは、借金が膨らみ続け、そして返済していくプロセスの中で経験したことや感じたことを克明に記載されています。
ちなみにブログの説明文には、どのような心境からこのブログを始めるようになったか書かれていますが、その内容がかなり壮絶です。
借金800万円を抱え破産か死かの選択を毎日考えようになった、家族を犠牲にできない。
気持ちを落ち着かせるためにブログを始めた。
実際、ブログの各記事を見ても、文字通り、死を覚悟するほどの地獄のような日々を過ごしてこられたことが分かります。
こちらのブログを書いている方は、そんな月日が約10年間続いて、やっと完済することに成功します。しかし、800万円の借金を返済するには、生か死かという問題について真剣に考えてしまうほど苦労をしなければならないと最初から分かってしまうと、頭の中が真っ暗になる人も多いのではないでしょうか。
800万円の借金で自己破産をすると…
800万円の借金があり、返済能力がないと裁判所に認められれば、自己破産という形ですべての債務を免責してもらうことも可能ではあります。しかし、自己破産を行なうと、20万円を超える財産と99万円を超える現金は所有できないので、手放す必要があります。
もちろん、最初から財産が何もない人は、そのまま自己破産をしても良いのかもしれません。しかし、住宅ローンが残っている人は、基本的に住宅に抵当権が付いているので、自己破産を行う際に、手離さなければならなくなってしまいます。やっと手に入れた家を失うことは、サラリーマンのような方にとっては、かなりつらいことですよね。
また、自己破産を行なうと復権するまで、制限される資格や職業があるなど、様々な面でデメリットがあるのです。
借金800万円には個人再生も有効
もし、住宅ローンが残っている方は、極力、自己破産は回避したいところですよね。実は、自己破産をしなくても、借金800万円の返済を負担を一気に軽くする方法があります。
それは、個人再生という別の債務整理の手続きを行なうというやり方です。個人再生には、住宅ローンをそのまま残せるという大きなメリットがあります。
さらに、借金が800万円ある場合、個人再生の手続きを行なうと最低弁済額は160万円となります。つまり、うまくいけば住宅ローンの借金の残債を160万円まで一気に減額することができるのです。そして、再生計画案というものを提出して認可されれば、残債を基本は3年、長ければ5年で分割返済するようになります。
すると、月々の返済額の平均は、以下のようになります。
- 3年間で返済:44,444円
- 5年間で返済:26,666円
毎月の返済額をここまで減額することができれば、800万円の借金を完済する道も見えてくるのではないでしょうか?
任意整理で解決できるケースも
債務整理の中には自己破産と個人再生以外にも任意整理という手続きがあります。任意整理は将来的にかかる利息をカットした上で、残債を3年~5年で分割返済という形にできるよう弁護士や司法書士を通じて債権者と交渉をして和解をする手続きです。
ただ、任意整理は個人再生に比べると、借金自体は減らないケースが多いので、借金が800万円まで膨らむと、任意整理では解決できないケースもあります。もし、将来利息のカットだけになった場合、月々の返済額は以下のようにかなり高額になってしまいます。
- 3年で返済:222,222円
- 5年で返済:133,333円
- 7年で返済:95,238円
ちなみに700万円以上の借金を任意整理で解決した事例は以下のサイトでも紹介されていますが、700万円の借金でも任意整理はかなり大変になる可能性が高いことが分かります。
ただ、債務者の借金の状況によっては、任意整理の方が有利に働くこともあります。例えば、800万円の借金の大半が奨学金であるようなケースです。
もし、奨学金の連帯保証人や保証人が親や親戚になっていた場合、債務整理を行なうと、減額または免責された分が、連帯保証人や保証人に請求されてしまい、多大な迷惑が掛かってしまいます。また、自己破産や個人再生では、奨学金を整理の対象から外すことはできません。
しかし、任意整理は整理する対象を選べる唯一の手続きとなっています。実際、奨学金は低金利で月々の返済額も低いので、奨学金自体は大きな負担になっていないかもしれません。
そういった時に、任意整理の手続きで、奨学金は従来通りの返済を続けて、それ以外の金利が高い金融機関からの借金を任意整理の対象にして借金問題を解決できる場合もあります。
任意整理は裁判所を通さずに行なえるというメリットもあるので、もし、任意整理を通じて返済の目途が立つのであれば、おすすめです。
まとめ
借金800万円の返し方は様々なですが、もし、自力返済しようとした場合、借金の状況によっては、ブログでの例でも紹介したように生か死かを悩むほど地獄を味わうことになります。ですから、そういった地獄のような状況を回避するためにも、弁護士を通じて債務整理を行い、借金800万円の借金問題をに解決することも有効な方法だと思います。
債務整理を行う場合、返済能力がない方は、自己破産で借金800万円をすべて免責にしてもらうことも可能ではあります。しかし、借金の状況によっては、自己破産を回避して、個人再生や任意整理など、よりダメージの少ない方法で解決できるかもしれません。
実際に800万円の借金をどこまで減らせるか、またあなたにとってどの債務整理の方法が良いかは、以下の無料診断サービスを利用することによって簡単に調べられます。
実際、借金800万円は、債務整理で一気に減額できるという話を聞くと、それに対して、罪悪感を抱く人もいるかもしれません。しかし、そんな時は弁護士を通じて、借金800万円を債務整理で一気に解決した後、気持ちに余裕を持った上で、逆に回りの人を助けられるような生き方をしていくのはどうでしょうか?
その方が借金800万円の返済で地獄を味わうことよりも、充実した人生になると思いますので。