借金900万円

借金900万円を返済できなくなってしまった場合、債務整理で解決するという方法があります。

実際、借金が900万円まで増えてしまうと、自己破産しかないのかと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、やり方によっては別の方法で解決することも可能ですので、ここでは様々な事例やパターンをご紹介していきます。

借金900万円を債務整理で解決した事例

まずは、借金900万円を債務整理で解決した事例(任意整理に関しては法律事務所からの提案)について、ご紹介をしていきます。

個人再生で900万円の借金が230万円に

こちらの弁護士事務所では、900万円の借金を抱えた方が、個人再生を行なって、弁済額を230万円まで減額することに成功した事例を紹介しています。

依頼者の方は、自己破産という選択肢もあったのですが、住宅ローンが残っていたので、個人再生をすることになったとのことです。

個人再生の場合、本来であれば、約5分の1の180万円まで減額することも可能です。

ただ、依頼者の方が、自動車や保険などの資産を持っていて、その清算価値が230万円だったので、弁済額もその金額に合わせる形となりました。

また、月々の返済額も15~20万円に膨らんでいましたが、個人再生後は、最終的な弁済額から、3年の分割返済になった場合、毎月約64,000円を払えば良いことになったことが分かります。

パチンコによる借金900万円が自己破産でチャラに

こちらの記事では、パチンコで1日3~5万円を注ぎ込み、それを10年間、続けた結果、借金が900万円に膨れ上がり、自己破産を行なった方の事例を紹介しています。

自己破産についてネットで調べたことがある人は、借金の理由がパチンコだと、免責不許可事由というものに引っ掛かって、借金をチャラにすることが出来ないのではと思う方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、この方は、自己破産を行なうことが出来たのですが、その理由に関しては、記事の後半で解説していきます。

借金900万円は任意整理でも解決できる?

こちらの方は、年収は400万円だけれども、4社から合計で900万円の借金があり、毎月12万円の返済をするのがキツくなっているという方です。

そして、法律事務所に相談をしたところ、任意整理を行なえば、月々の返済額を9万円に抑えることが出来ると言われたとのことです。

借金が900万円あると、任意整理で解決するのは、難しいようにも思えますが、条件によっては、任意整理で解決できてしまう場合もあります。

借金900万円を債務整理するシミュレーション

では、実際に、借金900万円に対して、債務整理を行なった場合、具体的にどのような手続きになるのが解決をしていきます。

個人再生だと180万円まで減額も可能

900万円の借金を抱えている方の中には、住宅ローンも組んでいて、自己破産をすると家を失ってしまうのが怖いという方もいらっしゃいます。

そういった方にお勧めなのが、個人再生の手続きです。

個人再生では、住宅ローン以外の借金を約5分の1に減額することが出来るので、900万円の借金であれば、180万円まで弁済額を減らすことも可能です。

ただ、先ほどお伝えした方の例のように、一定以上の財産を持っている人は、その財産価値の総額(清算価値)を最低支払わなければなりません

ですから、清算価値の額が、180万円を超える場合は、清算価値の額が、弁済額になります。

清算価値の計算対象となる財産としては、

  • 99万円を超える現金
  • 残高が20万円を超える預貯金
  • 価値が20万円を超える車
  • 見込み額が20万円超える生命保険解約払戻金
  • 支給見込み額の8分の1が20万円を超えている退職金

などがあり、基本的には、各単体の財産価値が20万円を超えるかという点がポイントになります

ただ、管轄の裁判所によっても基準は異なる場合があるので、詳細は、弁護士などに相談されることをお勧めいたします。

>>個人再生に強い法律事務所&相談所

自己破産は確実にできる!?

もし、住宅ローンもなく、返済能力もないという方であれば、自己破産で解決するのも一つの選択肢です。

ここで、「自己破産は必ず出来るのか」と思う方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、基本的に、借金900万円の返済能力がないことが裁判所から認められれば、破産手続開始決定(破産宣告)を行なうことが可能です

あと、破産法252条1項で免責不許可事由というものが定められており、

  • 財産を隠したり、他人に譲渡したりした
  • 破産をすることが分かっているのにお金を借りた
  • 一部の債権者に優先的に返済した
  • 借金の理由がパチンコ、株、FX、ブランド商品の買い込み、キャバクラ通いなどに該当する
  • 返済が出来ると言いながらお金を借りた
  • 財産などに関する書類を隠蔽した
  • 虚偽の債権者名簿を提出した
  • 裁判所の調査を拒んだり、虚偽の説明を行ったりした
  • 破産管財人などの業務を妨害した
  • 過去7年間に自己破産で免責を受けたことがある
  • 破産の手続きに非協力的であった

という項目のいずれかに該当すると、免責を受けられない可能性が出て来ます。

しかし、実際の手続きでは、反省文などを裁判所に提出して、反省の意志をしっかり示せば、裁量免責という形で、免責を認めてもらえるケースがほとんどです。

先ほど、パチンコが理由で900万円の借金を作ってしまった方も、免責不許可事由に引っ掛かった可能性が高いですが、その後、裁量免責を認めてもらったと思われます。

借金900万円を任意整理で解決できる?

任意整理とは、将来利息をカットして、残債を3年~5年で分割返済する手続きです。

裁判所を通さずに行える手続きなので、債務整理の中で、最も人気の高い手続きだと言われています。

しかし、借金が900万円まで、膨らんでしまうとある大きな問題が生じてしまいます。

それは、月々の返済額が莫大な金額になってしまうという点です。

単純計算すると、借金900万円を分割返済した場合、月々の返済額は、

  • 3年で返済:25万円
  • 5年で返済:15万円
  • 7年で返済:10万714円

とかなり高額になってしまいます。

しかし、それでも

  • 過払金(払い過ぎた利息)が発生していて借金をかなり減額できる
  • 返済期間を最大限に長くしてもらう
  • 月々の返済額を上回る返済能力を持つ
  • 実家に住むなどして経費を下げ、返済に回す金額を増やす
  • ボーナス払いなどを取り入れて、月々の返済額を下げる

など、様々な条件を満たしていけば、任意整理で解決できる場合もあります。

ここら辺に関しては、無料の借金減額診断を受ければ、あなたに合った解決法を提案してもらえるので、一度、気軽に相談をしてみて下さい。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【借金減額シミュレーター】

まとめ

借金900万円に対して債務整理を行なう場合、金額が大きいだけに、ちゃんと解決が出来るか不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、個人再生であれば、900万円の借金は180万円に減額できますし、それでも返済が難しい場合は、自己破産で解決するという選択肢があります。

また、条件によっては、任意整理で解決できる可能性もあります。

ですから、まずは、弁護士や司法書士に相談して、あなたの状況にあった方法を提案してもらうことをお勧めいたします。