※この記事にはプロモーションが含まれています。
夫や妻、あるいは彼氏や彼女など自分と関わりの深い人がよく借金をする人だと「もしかしたら、育ってきた影響しているのでは?」と考えてしまうことってありますよね。確かに子供の頃の環境はなんだかんだ言って、その人の生活習慣に影響を与えてしまうことがあります。
そこで、この記事では、借金をする人になりやすい育ちの環境とはどういったものなのか、いくつかのパターンをご紹介していきながら、さらに、そういった中で培われた借金癖の習慣、あるいは借金問題自体をどうやって解決していくのかという点についても解説していきます。
目次
借金する人は育ちが影響している?
借金癖がついているからといって、必ず、育ちに原因があるとは言い切れないかもしれません。しかし、子供の頃、以下のような5つのパターンに当てはまるような環境にあった人は大きくなってから借金をしやすくなるのではとも言われています。
- 好きなものは何でも買ってもらえた
- お金を自由に使わせてもらえなかった
- 劣等感が植え付けられてしまう
- 親に借金癖があった
- お金の教育を受けてこなかった
では、なぜこういった環境が悪影響を与えてしまうのか具体的にお伝えしていきますね。
好きなものは何でも買ってもらえた
子供の頃、欲しいものは、何でも買ってもらえたという人がいます。親が裕福であったり、一人っ子であったりすると、余計、その傾向は強くなるのかもしれませんね。ただ、好きなものを何でも買ってもらえると、我慢する習慣が持てなくなってしまいます。
そういった習慣がついたまま、大人になると、お金がなくても欲しいものに手を出し続けてしまい、借金が増えるリスクが高まってしまうのです。
お金を自由に使わせてもらえなかった
これは、先ほどとは逆で、欲しいものを買ってもらえなかったというケースです。もちろん、親の中には、教育上の観点から、子供に対して、むやみやたらに欲しい物を買い与えないようにする方も多いです。
ただ、それが行き過ぎたり、あるいは親が経済的に厳しくて、欲しいものを全然買ってもらえなかったりすると、それがトラウマになって、大人になってから反動で浪費家になってしまうケースがあるのです。
例えば、こちらの方は、そういったケースに当てはまります。
今は人並みの生活ですが小さい頃に欲しい物をなにひとつ買ってもらえなかったせいか今の私はかなり物欲が激しいです。
欲しいと思った物は借金してでも手に入れてしまいます。引用元: Yahoo!ファイナンス
人はあまりに抑圧され過ぎてしまうと、反動で極端な方向へ走ってしまうことがあるので注意が必要です。
劣等感が植え付けられてしまう
子供の頃、兄弟や友達など、周りの人たちと比較されて、劣等感が植え付けられると、その劣等感を埋めるためにお金を使いすぎて借金が膨らんでしまうケースがあります。
あるストレスクリニックのお医者さんも、買い物依存症になってしまう原因の一つとして劣等感を挙げているんですね。
劣等感や虚栄心が強い人は周囲からの賞賛を求め、ブランドもののカバンや洋服、高級車など無理をしてでも手に入れようとしがち。「高級なものを持つこと」で自分に価値を感じ、もっと自分に価値をつけようと買い物に依存していきます。
引用元: 新宿ストレスクリニック
買い物をすることによって、劣等感が解決されれば良いのですが、そうならないケースも多いです。その場合は、さらに借金をして欲しいものを買い求めることになってしまうので注意しなければなりません。
親に借金癖があった
親に借金癖があると、子供も同じように借金癖が身に付いて将来的に借金をする人になってしまうケースがあります。
これは、東洋経済の記事で紹介されていたことなのですが、アメリカ、ミズーリ大学の研究によると、
家系にギャンブル依存症患者がいる場合、19%がギャンブル依存症予備軍。いない場合の発症率は5%なので、家族歴はギャンブル依存症を4倍にする
という形で、借金癖が遺伝することを実証するようなデータの報告がされています。
また、子供の性格は親の性格に似るとも一般的に言われています。「親の背中を見て子は育つ」という言葉もあるように、親がやっていることを知らず知らずのうちに子供は真似してしまうものです。
もちろん、中には親がだらしがないと、親を反面教師にして、しっかりする子供もいますが、ここら辺はケースバイケースですよね。
お金の教育を受けてこなかった
お金の管理や使い方について、学校でしっかり教えてくれれば良いのですが、残念ながら、今の学校では、そこまでのことを教えてくれません。ですから、お金に関しては家庭教育が非常に重要となってきます。
お金の教育といっても、かなり幅広いものがありますが、いくつか例を挙げていくと、以下のようなものがあります。
- 適度なお小遣いを与えて、お小遣い帳をつけさせたりする
- 貯金箱にお金を入れる習慣をつけさせる
- お金の増やし方や貯金のやり方を教える
- 落とし玉の一部は必ず貯金させる
- 買い物を任せる
- お金の話について隠さずオープンに話していく
その一方で、こういったお金の教育を受けていないと、社会に出て、自分でお金を直接管理することになった時、どのように対処すれば良いのか分からなくなってしまうことがあります。
そこで、必要以上にお金を使ってしまうと、借金が増えてしまうことにも繋がりかねません。
育ちが原因の借金癖を断ち切るには?
もし、育ってきた環境によって借金をする人になっている場合、その人の借金癖の習慣を治すことは簡単ではないかもしれません。ただ、それでも対処法はいろいろあるので、具体的にお伝えしていきます。
借金の原因を特定し自覚する
借金癖は原因が分からないと治すこともできず、ズルズルと借金が増えてしまうリスクが高くなります。しかし、なぜ、自分が借金をする人になってしまったのかを冷静に分析し自覚することができれば、対処法も見えてきます。
たとえ、それが自分自身の育ってきた環境によるものだったとしても、原因が分かれば自制をしたり、対処をしたりすることができます。先ほどの5つのパターンのいずれかに該当することが分かったら次のように対処していくことも可能です。
育ちの環境 | 対処法 |
---|---|
好きなものは何でも買ってもらえた | 何かを買いたい衝動に襲われたら3日ほど我慢する期間を作ってみる |
お金を自由に使わせてもらえなかった | 買い物以外の趣味などで自分の欲望を満たす訓練をしてみる |
劣等感が植え付けられてしまう | あるまがままの自分を大切にしていく |
親に借金癖があった | 親を反面教師にする |
お金の教育を受けてこなかった | 今からでもお金に対する勉強を始める |
もちろん、原因が分かっても、借金癖を治すのが難しい場合は、病院の精神科や自助グループなどに相談をして、他人の力を借りる必要性が出てくる場合もあります。
ただ、自力であろうと他力であろうと、原因が分かってこそ、対処法が見えてくるという点では変わりません。まずは原因を特定し、自らの弱点を明確にすることが大切だと言えるのです。
借金をなくし借金ができない環境を作る
借金が増えてしまったら、借金をなくすための努力をしていくことはもちろんですが、それと同時に借金をこれ以上増やさないための環境を作ることも大切です。
実は、この2つのことをいっぺんにできてしまうことがあります。それが債務整理です。債務整理では、まず、借金に関して、
- 任意整理:将来的な利息をカットし、残債を分割返済することによって借金の負担を減らす
- 個人再生:住宅ローン以外の借金を約5分の1に減額する
- 自己破産:すべての借金を免責してもらう
などの方法で解決することが可能となってきます。具体的に、どの方法が一番良いかは、その人の収入や借金の状況によっても違ってくるので、以下のサービスで無料診断を受けることができます。
>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【借金減額シミュレーター】
また、債務整理を行うと、信用情報機関に債務整理を行ったことが異動情報として登録されるので、約5年~10年は、新たな借入ができなくなってしまいます。
これは、一般的に債務整理のデメリットだと言われることです。しかし、新たな借り入れが一定期間できなくなれば、育ってきた環境から自然と身に付いてしまった借金癖を強制的に断ち切ることも可能となるため、そういった点では逆にメリットとなり得るのです。
まとめ
借金癖となってしまう原因は、いろいろありますが、子供の頃の育ちの環境が影響しているケースも当然ながらあります。もし、今回、ご紹介したパターンに心当たりがある場合は、そこから自分が借金しやすいパターンを知り、意識していく中で借金癖を克服できるようになっていけるかもしれません。
また、もし借金が大きく膨らんでしまっている場合は債務整理によって借金の負担を減らすこともできますが、債務整理を行うと借金を減らせるだけでなく、強制的に借金をできなくする環境ができることによって、小さい頃から培われたきた借金をしやすい習慣を断ち切りやすくもなってくるというメリットもあるいんですね。
もし、家族など大切な人が育ちの影響からなどで借金が増えてしまっている場合は、ぜひ原因を一緒に考えながら解決ができるようにサポートしてあげてください。