※この記事にはプロモーションが含まれています。
借金減額シミュレーターでは、無料で借金の負担がどれくらい減らせるか診断をすることができるので、非常に便利なサービスです。しかし、その一方で、そういった話を聞くと、逆に怪しいと思ったり、デメリットに注目してしまうというのが人の性(さが)というものではないでしょうか。
その中の一つに「借金減額シミュレーターを使うとブラックリストに載るのではないか?」というものがあります。そこで、この記事では、借金減額シミュレーターを使って、どこまで行けば、ブラックリストに載るのか、また、もし、ブラックリストに載ってしまった場合、いつまでその記録が残り続けるのかという点について徹底的に解説をしていきます。
目次
借金減額シミュレーターでブラックリストに載る?
まずは、借金減額シミュレーターを使うとブラックリストに載るのかという点について、詳しく解説をしていきます。
無料診断ではブラックリストに載ることはない
結論からお伝えすると、
- 借金減額シミュレーターを使っても無料診断の段階であればブラックリストに載ることはありません。
借金減額シミュレーターが本当に怪しいと思っている人の中には、借金減額シミュレーターに無料相談を申し込んだ段階で、その情報が信用情報機関などに伝わり、ブラックリスト状態になってしまうのではないかと心配する方がいらっしゃいます。しかし、あなたが知らない間にブラックリストに登録されることは一切ないので、その点ではご安心ください。
もちろん、借金減額シミュレーターを申し込んだ際に、そこで個人情報が他の機関に漏れることはないので、その点でも安心して大丈夫です。
債務整理の依頼をすればブラックリストに載る
ただ、その一方で、借金減額シミュレーターで借金の無料減額診断を受けた後、無料診断をしてくれた弁護士や司法書士の提案に従って、具体的に借金の負担を減らすための手続きを行なった場合、そこからブラックリスト状態になるので注意が必要です。
そして、借金の負担を減らすための具体的な方法とは、債務整理の手続きを指します。債務整理には、以下の3つの手続きがあります。
- 任意整理:将来的な利息をカットして残債を分割返済する
- 個人再生:住宅ローン以外の借金を約5分の1に減額する
- 自己破産:すべての借金を免責にしてもらう
借金減額シミュレーターの無料診断で提案される借金を減額するためのプランは、上記のいずれかの手続きを使ったものになります。それ以外の方法(節約や副業など)は原則として提案されません。債務整理の手続きを行うと、信用情報機関に事故情報が登録されてしまうため、その段階でブラックリスト状態になってしまうのです。
ただ、そういったケースは、2007年~2010年にかけて改正貸金業法が実施される前に消費者金融から利息制限法を超える金利でお金を借りていた場合となり、かなり限定的です。さらに改正貸金業法が実施されてから、かなりの年月が経ってしまった今、そういう事例が発生することはまずありません。また、その場合は実質的には債務整理を行なったことにはなっていないので、いずれによせ、債務整理をしてもブラックリストに載らないということはないのです。
ブラックリストはいつまで?
借金減額シミュレーターで無料診断をしてもブラックリスト状態にはなりませんが、その後、債務整理の依頼をすると、ブラックリスト状態になります。
ブラックリストの期間は5年~10年
では、一度、ブラックリスト状態になった場合、いつまでそのような状態が続いてしまうのでしょうか。この期間は、手続きを行う債務整理の手続きによっても違ってきますが、基本的には以下の期間が過ぎるまで、ブラックリストの期間は続くということになっています。
- 任意整理:約5年
- 個人再生:約5年~10年
- 自己破産:約5年~10年
また、ブラックリストの期間は、債権者によっても対応が変わってきたりもします。ですから、ブラックリストの情報が残っているか、確認するための一番良い方法は、対象となる債権者が加盟している信用情報機関(CIC、JICC、KSCに信用情報開示請求を行なって、最新の情報を入手して確認することです。
任意整理でブラックリストになるのはいつから5年
任意整理をすると約年間はブラックリスト状態になりますが、一体「いつから5年」なのでしょうか?この点に関しては、原則としては任意整理で和解をしてから5年と言われています。ただ、一部の法律事務所では、債権者によっては任意整理後、完済をしてから5年経たないとブラックリスト状態が解消されないと主張する事務所もあります。
また、実際に任意整理後、クジレットカードを作ろとしたり、車のローンを組もうとしたりしようとしている人の中には、任意整理後5年以内に審査に通っている場合もあります。ですから、先ほどもお伝えしたように、このようなケースでも、ブラックリストの記録が残っているか確認するために信用情報機関に情報開示請求を行なうことをおすすめいたします。
まとめ
借金減額シミュレーターを使った場合、無料診断の段階であれば、ブラックリスト状態になることはありません。ただ、そこから無料相談をしてくれた弁護士や司法書士に債務整理の依頼をし、手続きを行うと、そこからブラックリスト状態になります。ですから、債務整理の依頼をするかどうかというのが、ブラックリスト状態になるかどうかの分かれ目となります。
ブラックリスト状態になると、
- 新たな借り入れができなくなる
- クジレットカードが持てなくなる
- 住宅ローンや車のローンが組めなくなる
- スマホの機種代の分割払いもできなくなる
というデメリットが発生するので、人によっては不便を感じてしまうかもしれません。ですから、いざ、債務整理の依頼をすることになった場合は、必ず、ブラックリストになった場合のデメリットについては把握をしておくことをお勧めいたします。
もし、ブラックリスト状態になるのが嫌であれば、債務整理はしないで自力返済を続けていくのも一つの方法です。副業をするのも良いでしょうし、おまとめローンを利用して金利や月々の返済額を下げるのも場合によっては有効となってくるでしょう。
ただ、債務整理を行なった場合は、それによってブラックリストになるデメリットを上回るメリットを享受できる可能性も当然出てきます。ですから、メリットとデメリットをしっかり比較した上で、最終的な判断を行なうようにしてください。