※この記事にはプロモーションが含まれています。
借金減額シミュレーターで借金の負担を減らせるという話を聞いている人の中には「リボ払いにも有効なのか?」と思う方がいらっしゃるかと思います。銀行や消費者金融から、直接、お金を借りている場合はイメージしやすいですが、リボ払いでもどこまで効果があるのか分かりづらいですよね。
また、借金減額シミュレーターを通じて、リボ払いを利用した場合、持っている商品はどうなるのかという点も気になるところではないでしょうか。そこで、この記事では、借金減額シミュレーターでリボ払いをすると、どこまで解決できるのか、またどういったデメリットや注意点があるのかという点について徹底解説していきます。
目次
借金減額シミュレーターはリボ払いにも有効?
まず、結論からお伝えすると、
- 借金減額シミュレーターはリボ払いにも有効で、支払いの負担を大幅に軽減したり、残高そのものを減らしたりすることも可能です。
ただ、実際にどういう手続きをするかによっても違ってくる場合があるので、ここからはより詳しく解説をしていきますね。
借金減額シミュレーターでリボ払いを減額するからくり
借金減額シミュレーターでリボ払いを減額するからくりは以下のようになります。
- 借金減額シミュレーターで借金の減額診断をしてリボ払いの状況を伝える
- 借金減額シミュレーターを管理している弁護士や司法書士から連絡が来る
- 債務整理を使った借金問題の解決法を提案される
- 提案に納得すれば債務整理の依頼をする
- リボ払いの減額などが可能となる
また、借金減額シミュレーターを使うと紹介される債務整理には以下の3つの手続きがあります。
- 任意整理:リボ払いの将来的にかかる手数料をカットして残債を分割返済するための和解をする
- 個人再生:住宅ローンの返済を続けながらリボ払いを含む借金の約5分の1を減額することも可能
- 自己破産:原則としてリボ払いの残債を含む全額を免責とすることが可能
借金減額の仕組みについては以下の記事で、より詳しく解説しています。
>>借金減額のからくり(仕組み)!シミュレーターで本当に減額できる?
簡単に言えば、借金減額シミュレーターを通じて、弁護士や司法書士を通じて、債務整理を使ったリボ払いの解決法を提案してもらい、依頼をすれば解決することができるという話になります。
借金減額シミュレーターと聞くと怪しいと思ってしまう人がいるかもしれません。しかし、借金減額シミュレーターを運営しているのは弁護士や司法書士など、法律の専門家で、国が認めた借金の減額方法を使って、手続きを行なっていくので問題はないのです。
リボ払いには任意整理が有効な理由
借金減額シミュレーターを通じて、リボ払いの借金問題を解決していく際、任意整理、個人再生、自己破産のいずれかの方法を使うことになりますが、この中でも特に任意整理の手続きが以下の2つの理由から有効です。
理由1:将来的な利息のカットで負担を大幅に軽減することも可能
リボ払いの借金に対して任意整理の手続きを行なうと、弁護士や司法書士が債権者であるクレジットカード会社と任意の交渉を行なうことによって、原則として将来的にかかる利息(手数料)をカットすることができます。
リボ払いは月々の返済額を安く済ませることができるというメリットがあるので、リボ払いを利用している人の中には、利息をたくさん支払っている実感があまり湧かない人がいるかもしれません。ただ、リボ払いの一般的な手数料は、年率15%ぐらいのところがほとんどで大手の消費者金融とは大きな差がありません。
例えば、リボ払いの残高が200万円あって、月々に7万円ずつ返済していて、手数料が年率で15%であったとしますしょう。そうすると、完済するまでには、ちょうど3年かかりますが、それまでに支払う利息のトータルは489,779円になります。
また、リボ払いを返済する過程で、さらに新しい商品を買ってリボ払いをする人は多いので、実際の返済期間はもっと伸びるでしょうし、それに伴って支払う利息の金額も高くなっていくでしょう。
リボ払いの大変さについては以下の記事で詳しく解説しています。
ただ、任意整理を行なった場合、この489,779円に該当する利息の支払いをする必要がなくなるのです。
理由2:任意整理は費用が安い
もちろん、任意整理を行なう場合は、弁護士や司法書士に対して費用を支払う必要があります。ただ、任意整理の費用は安いところであれば、一社あたり2~3万円ぐらいに収まるというメリットがあります。
その金額は、個人再生や自己破産に比べるとかなり安いので、その分、利益を得ることは十分に可能です。また、任意整理は裁判所を通さずに行える手続きであるため、必要な書類の数も少なくて済むため、気軽にできるというメリットもあるんですね。
個人再生や自己破産でもリボ払いの解決は可能
リボ払いの借金問題は、個人再生や自己破産で解決することも可能です。個人再生であれば将来的な手数料をカットするだけでなく、残債自体を約5分の1に減額することも可能ですし、自己破産を行なえば、原則としてリボ払いのすべての残債をチャラにしてもらうこともできます。
ただ、個人再生や自己破産でリボ払いの借金を減らそうとした場合、以下のように任意整理に比べて負担やデメリットが増えてしまいます。
- リボ払いだけでなく他の借金もすべて債務整理の対象にする必要がある(個人再生は住宅ローンの返済を除外することが可能)
- 弁護士や司法書士に支払う費用が数十万円ぐらいになる
- 裁判所を通じた手続きとなる
- 国が発行する機関誌の官報に名前や住所が掲載されてしまう
そのため、最終的に、どの手続きを行なうかは、借金減額シミュレーターを利用した後、連絡が取れた弁護士や司法書士によく相談をすれば良いでしょう。
もちろん、債務整理の依頼をしなければ費用は掛からないので、まずは気楽に診断を受けてみてはいかがでしょうか。
リボ払いで減額する場合のデメリット・注意点
しかし、その一方で、借金減額シミュレーターを通じてリボ払いの借金を減額しようとした場合、デメリットや注意点についても知っておく必要があります。具体的には以下のような点が挙げられます。
任意整理では借金そのものが減額されるわけではない
借金減額シミュレーターを使うと、リボ払いの残債そのものが減額されるのではないかと思ってしまう方がいらっしゃるかもしれませんが、任意整理ではリボ払いの借金(残債)自体が減額されるわけではありません。
もし利息制限法で定められた金利(15%~20%)でお金を借りていて、かつグレーゾーン金利が完全撤廃される2010年より前から借り入れを行なっていたという場合は、利息を払い過ぎていたということで、借金が減額される可能性が出てきます。場合によっては過払い金といって、お金が戻ってくる場合さえあります。
しかし、リボ払いでは上記の条件を満たすことはできないため、過払い金はおろか、借金自体が減額されることもありません。ただ、先ほどもお伝えしたように、リボ払いは、手数料をカットしてもらうだけでも、返済の負担がかなり軽くなりますので、任意整理を行なってみる価値は大きいと言えるのです。
クレジットカードが使えなくなる
債務整理を行なうと、リボ払いの借金問題を解決することができますが、その一方で、リボ払いで使っていたクレジットカードだけでなく、すべてのクレジットカードが約5年間使えなくなってしまうというデメリットがあります。債務整理後は、信用情報機関に事故情報が登録されてしまい、約5年~10年はブラックリスト状態になってしまうためです。
クレジットカードが使えなくなると、今までリボ払いでクレジットカードをずっと使っていた人にとっては、キツイかもしれません。ただ、逆の見方をすれば、今までリボ払いによって借金が減らない悪循環に陥ってしまったわけですから、これを機に、リボ払いに依存しない生活習慣を確立する良いチャンスだと捉えることもできますよね。
商品が引き揚げられる可能性がある?
リボ払いと通常の借金と違って、商品代金の支払いが絡んできますよね。そのため、「債務整理をしたら、まだリボ払いでの支払いが終わっていない商品は引き揚げられてしまうのではないか」と心配する人がいらっしゃるかもしれません。
確かにリボ払いで商品を購入した場合、代金を完済するまではクレジットカード会社に所有権があるという所有権留保がついているケースがあります。そのため、もし、クレジットカード会社から返還要求があった場合は、商品を返さなければならなくなる可能性が出てくるのです。
特に、購入した商品が家電製品や大型の家具であったりした場合は、返還を求められることがあるかもしれません。ただ、実際のケースを見てみると引き揚げがされないことも多いです。また、対象商品が元々安かったり、換価をしても高い金額が見込めない場合も、引き揚げがされない可能性は十分に高いので、それほど心配する必要はないでしょう。
ここら辺に関しては、担当する弁護士や司法書士とよく相談をしながら決めていけば良いかと思います。
まとめ
借金減額シミュレーターはリボ払いで苦しんでいる人にも有効です。任意整理を行なえば、将来的にかかる手数料をカットすることによって、リボ払いの借金地獄から抜けだすことができる可能性は十分にあるからです。
ただ、任意整理の場合、借金の残債自体が返済されることはありませんし、個人再生や自己破産を行なった場合は、弁護士や司法書士に支払う費用が数十万円ぐらいになります。また債務整理を行なった後は、クレジットカードが約5年間使えなくなってしまうというデメリットもあるので、そういった注意点も考慮した上で、判断されることをおすすめいたします。