
借金返済に追われていると貯金ができず、経済的にも精神的にも余裕を持てなくなってしまいますよね。
なので、借金があるけど、いざという時のために貯金したいと思ってしまうのは、人の心理として、ある意味、当然のことだと思います。
ただ、貯金を増やそうとすれば借金返済は当然のように遅れますので、どのようにバランスを取っていけば良いのでしょうか?
目次
借金と貯金のバランスは?
借金を返済しながらも、どれくらい貯金をしておくことが大切なのか、そのバランスが重要になってきます。
貯金の目安は3ヶ月分の貯金
一般的に3ヶ月分の生活費を貯金しておくと良いという話があります。
実際、生活をする上で、以下のように突然の出費が発生することはよくあるからです。
- 冠婚葬祭があった
- 突然、リストラに遭った
- 電化製品や車が急に故障した
- 台風や地震で家が破損した
- 病気で入院することになった
そんな時のために、3ヶ月分の生活費があると、安心だという訳です。
借金返済か貯金か判断するポイント
ただ、実際に借金返済をしていくと、借金返済か貯金か、悩むことはよくあるかと思います。
その時に重要となってくるのが金利です。
もし、金利が1%前後の住宅ローンや奨学金でお金を借りているのであれば、繰り上げ返済をしても、それほど大きなメリットはありません。
低金利で長期の返済が可能ということは、期限の利益が大きいことを意味しているので、そのメリットは最大限に活かして貯金を増やすのもアリだと思います。
実際、奨学金を返しながら、貯金を増やし、余裕のある生活をしている方もたくさんいらっしゃいます。
カードローンやリボ払いは返済を優先すべき
その一方で、カードローンやクレジットカードのリボ払いなどは、返済を優先させて方がメリットが大きくなります。
なぜなら、カードローンは金利が10%~18%、クレジットカードのリボ払いは手数料が15%と利率が高いので、借金の金額が増えると、利息の金額が膨大に膨らむからです。
例えば、借金の残債が200万円で金利が15%の場合、1ヶ月の利息は24,000円ぐらいになります。
そんな利息を毎月支払いながら、貯金を増やそうとすることは、かなり非効率なことだとお分かり頂けるかと思います。
借金返済しながら貯金を効率よく増やす方法
しかし、一度、カードローンやリボ払いの返済地獄にハマってしまうと、貯金ができないどころか、借金返済もうまくいかなくなってしまいます。
ただ、借金があるけど貯金したいという人が多いのも事実です。
そんな時に、利息をなくして、余裕を持って借金返済しながら貯金をつくる方法があります。
その方法は任意整理というやり方です。
任意整理では、将来利息をカットすることによって、毎月の返済額を減らせるので、借金が100万円、200万円レベルに膨らんでしまった方には非常に有効です。
あなたの借金や月々の返済額をどれくらい減らせるかは以下の方法で簡単に調べることができます。
最終的には貯金だけが残る
任意整理は債務整理の手続きの一つなので、任意整理後は、約5年間、新たな借金ができなくなるというデメリットがあります。
ただ、毎月の返済額が減った分を貯金に回していけば、いざという時にも対応できるので、好循環が生まれます。
そして、約5年が過ぎれば、借金返済を一気にできるだけでなく、信用情報も元に戻り、手元には貯金だけが残るようになります。
もし、借金返済に追われて貯金もできず、悪循環に陥ってしまっている人は、生活を立て直すために、一度、検討してみてはいかがでしょうか。