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自己破産後、住宅ローンの審査に通るようになるには何年かかるでしょうか?
自己破産後は住宅ローンを一生組めなくなるのではと不安になる人もいますが、そんなことはありません。
ここでは、自己破産後に住宅ローンに組めない期間や、早くまたは確実に審査に通るための7つのポイントをご紹介していきます。
目次
自己破産後に住宅ローンが組めないのは何年?
自己破産の手続きを行なうと、信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。
つまりブラックリストに載った状態になってしまうワケです。
そして、その登録期間がどれくらいになるかは、信用情報機関によって違って来ますが、大体の期間は以下のようになってきます。
- CIC、JICC:約5年間
- KSC:約10年間
KSCとは、全国銀行個人信用情報センターという一般社団法人全国銀行協会(全銀協)が運営している信用情報機関です。
住宅ローンは、基本的には銀行で審査を受けて組むケースが多いので、自己破産後、10年経たないと住宅ローンの審査に通るのは難しいというのが一般的な考え方となります。
自己破産後に住宅ローンの審査に通るために
次に、自己破産後に早くまたはより確実に住宅ローンを組むための方法を7つのポイントをご紹介していきます。
ノンバンク系の住宅ローンに申込む
自己破産後、10年が過ぎないと絶対住宅ローンの審査に通らないかというと、実はそういう訳でもありません。
実際、自己破産後5年を過ぎていれば、住宅ローンを組めたという方もいらっしゃいます。
簡単にお伝えすると、ノンバンク系であればKSCの信用情報を照会しないケースも出て来るので、審査に通る確率が高くなるというお話です。
特にノンバンク系を通じてフラット35を利用した人は住宅ローンの審査に通っているケースが多いようです。
フラット35は以前は審査が甘いという話がありましたら、最近は審査が厳しくなっている傾向があるようです。
クレヒスを作る
自己破産後、5年を過ぎれば、クレジットカードであれば審査に通る可能性が出て来ます。
クレジットカードを持つことができれば、そこできちんと支払いを行っていくことを通じて、クレジットヒストリー(クレヒス)を積み上げていくことができます。
そういった信用を築いていけば、住宅ローンの審査に通る確率は上がって来ます。
免責した貸金業者は避ける
住宅ローンの審査を受けようとする業者が、自己破産で免責をしてもらった債権者、あるいはその系列会社であれば、自己破産後、10年を過ぎても審査には落ちる可能性は極めて高いです。
たとえ信用情報機関での事故情報は消えたとしても、免責の対象になった債権者の中では、社内ブラックリストに半永久的に載ってしまうからです。
頭金をしっかり用意する
住宅ローンの審査を受ける際、もちろん自己破産の事故情報が消えていたり、照会されないことも大切になってきますが、それ以外の属性も重要になってきます。
特に頭金をしっかり準備できれば、それだけ早く審査に通る確率も高くなってきます。
配偶者や親の名義で住宅ローンを組む
自己破産をした本人が住宅ローンの審査に通るのが厳しいと思われる場合は、配偶者や親の名義で住宅ローンに申込むという方法があります。
もちろん、その場合は、配偶者や親の収入など、名義人となる人の収入や返済能力が問われて来ます。
ただ、そこの問題をクリアできていて、かつ債務整理を行った履歴などがなければ、自己破産をした本人よりも審査に通る確率は上がって来るでしょう。
任意整理の手続きで借金問題を解決する
自己破産の手続きを行なうと最大で10年間、住宅ローンを組むのが難しくなってしまいます。
しかし、任意整理であれば、約5年間ぐらいで事故情報が消えるので、早く住宅ローンの審査に通りやすくなってきます。
実際に、借金がどれだけ減るか診断をしてみると、自己破産ではなく任意整理で解決できてしまうケースもあるので、気になる方は一度チェックしてみて下さい。
事故情報が完全に消えるまで待つ
住宅ローンを早く組みたい人は、とにかく審査に通ることを重要視していますが、もっと大切なことは、ローンの審査に通った後、きちんと返済をしていくことです。
連帯保証人を立てたりして、ギリギリ住宅ローンの審査に通っても、その後、返済不能になってしまうと、またいろいろな人たちに迷惑をかけてしまいます。
ですから、あまり焦って住宅ローンを組もうとするのではなく、事故情報が消えるのをしっかり待って、正々堂々と申込むのがある意味、理想ではあります。
また信用情報機関から自己破産を行った事故情報が消えているかどうかは、信用情報機関に情報開示を求めることによってチェックすることができます。