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シングルマザーになってしまった女性は、どうしても安定した収入を失いやすくなってしまいますよね。

そして、生活費で足らない分を銀行や消費者金融のカードローン、或いはクレジットカードからの借金を通じて補っていく中で、借金地獄に陥ってしまう方も少なくありません。

ここでは、母子家庭の方が借金地獄の状態から脱出する最短の方法をお伝えしていきます。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

債務整理で借金を減らす

母子家庭で借金が膨らんでしまうと、シングルマザーの収入では、ただでさえ生活苦なのに、月々の返済をしていくことは非常に困難になってしまいます。

そんな時に有効なのが債務整理です。

借金地獄になってしまったシングルマザーは、もう自己破産をするしかないと思われるかもしれません。

しかし、債務整理では自己破産以外にも任意整理や個人再生で、借金を減額したり、将来リスクをカットして月々の返済額を減らしたりすることも可能です。

また、男性の弁護士には相談しづらいという方には、女性の借金問題や債務整理の専用窓口を設けている法律事務所がありますので、そちらへ相談してみると良いでしょう。

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助成制度を活用して生活苦から脱出

ただ、シングルマザーは、債務整理で借金地獄から脱出できたとしても、現状の生活を改善できなければ、再び生活苦に陥ってしまうリスクが高くなってしまいます

実際、債務整理は借金を減らしたり、チャラにしたりできるというメリットがありますが、信用情報機関に事故情報が登録されて、約5年~10年は新たな借入れができなくなるというデメリットがあります。

ですから、債務整理後は、借金をしなくても大丈夫なライフスタイルを確立する必要があるのです。

そのために公的機関が行なっている母子家庭向けの助成制度を有効活用することをお勧めいたします。

児童手当などは既に受けていらっしゃると思いますが、それ以外にもシングルマザーが生活苦から脱出するための助成制度がいろいろあるので、活用しない手はありません。

児童扶養手当

シングルマザーなど、父または母の一方からしか養育を受けられない児童に対して、お金が支給される国の制度です。

(児童扶養手当を受けるには所得制限もあります)

支給額は子供の数によって決まっています。

  • 子供が1人:月額42,000円
  • 子供が2人:月額47,000円
  • 子供が3人:月額50,000円

以降、子供が一人ずつ増えるごとに月額3,000円が追加されます。

児童扶養手当は、毎年4月、8月、12月と4ヶ月後にまとめて支給されます。

児童育成手当

児童育成手当は、シングルマザーなど父または母がいない家庭などに対してお金が支給される制度です。

児童育成手当は、扶養児童人数一人あたり13,500円となっているので、子供の人数ごとの支給額は以下のようになります。

  • 子供が1人:月額13,500円
  • 子供が2人:月額27,000円
  • 子供が3人:月額40,500円

児童扶養手当は国の制度なので、全国どの地域に住んでいても受けることができますが、児童育成手当は、基本的には東京都が行なっている制度なので、その点はご注意下さい。

ただ、他の地域でも児童育成手当に似た制度を実施している場合あるので、詳しくは最寄りの役所に問い合わせて下さい。

母子家庭向けの住宅手当制度

自治体によっては、母子家庭向けに住宅手当制度を作って、月額10,000円前後の家賃補助を行っているところがあります

この制度も国の制度ではないため、自治体によって、制度の名称は異なりますし、実施されていないケースも多いです。

ですから、詳しくはシングルマザー向けの住宅手当制度があるが最寄りの自治体にお問い合わせください。

国が行なっているその他の支援制度

厚生労働省では、シングルマザーなど母子家庭に対する支援強化を行っています。

児童扶養手当もその一環となりますが、他にも以下のようなシングルマザーの支援事業があります。

シングルマザー向けの支援事業 内容
母子家庭等就業・自立支援センター事業 母子家庭や父子家庭向けの就業を支援し、養育費の取り決めなどの相談もできる制度す。
ひとり親家庭等日常生活支援事業 母子家庭や父子家庭で日常生活に支障が生じている場合に、家庭生活支援員を派遣し、保育や世話、そして掃除などを行う制度です。
ひとり親家庭等生活向上事業 仕事や家事に追われているシングルマザーなどの相談を受け付け、子供を預かりながら必要な助言や指導をしてくれる制度です。
母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業 シングルマザーなどが看護師や介護福祉士等の資格を取得するため1年以上養成機関で修業をする際に、給付金を支給する制度です。
高等学校卒業程度認定試験合格支援事業 シングルマザーやその子供が高等学校卒業程度認定試験に合格したら、受講費用の一部を支給する制度です。

生活保護

どうしても最低限の収入を得ることが難しく、生活が成り立たない場合は、最後の手段として生活保護制度があります。

生活保護では、生活、住宅、教育、医療、介護、出産、生業、葬祭などの分野で定められた範囲内で基準額や実費が支払われます。

借金地獄から脱出すれば光が見えてくる

シングルマザーを支援する公的事業は様々な形で行なわれています。

実際に、借金地獄の状態のままだと、このような制度を利用しても、焼け石に水となってしまいます

しかし、債務整理で借金を減らすことができれば、あとはこれらの制度を活用することによって、生活苦から脱出できる可能性が高くなります。

つまり、借金問題を債務整理で解決し、それから助成制度で生活を立て直すのが、シングルマザーが借金地獄から最短で脱出する方法となります。

ですから、まずは、弁護士や司法書士に相談をするところから始めてみて下さい。