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個人再生をすると、信用情報機関に事故情報が約5年~10年間登録されてしまうので、その間は、新たな借入れができなくなってしまいます。

クレジットカードも使えなくなってしまうため、買い物をする際は何かと不便さを感じてしまうかもしれません。

そんな時は、キャリア決済(かんたん決済)を使うという方法があります。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

個人再生後もキャリア決済ができる理由

キャリア決済とは、商品代金を携帯電話の利用料金と一緒に支払うことができる決済サービスです。

携帯電話会社(キャリア)によって、名称や毎月の上限金額は以下のようになっています。

  • ドコモ払い:上限5万円
  • auかんたん決済:上限10万円
  • ソフトバンクまとめて支払い:上限10万円

実は、個人再生後もキャリア決済なら問題なく利用することができます

その理由は、キャリア決済のサービスを行っているのは、携帯電話会社であり、銀行や消費者金融が加盟している信用情報機関の情報が照会されることはないからです。

ただし、キャリア決済も2ヶ月連続で滞納すると利用できなくなるのでご注意下さい。

個人再生をすると携帯電話は強制解約!?

次に、問題になってくるのは、個人再生後も携帯電話を使う続けることができるかという点ですね。

特に携帯電話(スマートフォン)などの機種代を分割払い中の場合は微妙な感じになって来ます。

個人再生を行なう場合、機種代の分割払いはローンと同じ取り扱いになり、残債が減額の対象となる代わりに強制解約になる可能性もあります。

しかし、実際のところは、携帯の支払いを分割中の時に個人再生をしても、携帯電話を使い続けられるケースも多いです。

その理由は、携帯電話は、電気、ガス、水道などと同じように生活必需品としして扱ってもらえる可能性があるからです。

ただし、携帯電話の料金を滞納している場合は、問答無用で強制解約になる可能性が高いので気を付けましょう。

参考記事:個人再生をする時に携帯電話が分割払い中だと解約!?

また、ここら辺は、その時の状況や専門家によっても見解が分かれる部分でもあるので、個人再生に強い弁護士などに相談されることをお勧めいたします。

>>個人再生に強い法律事務所&相談所

個人再生後に新規契約や機種変更をする際の注意点

その一方で、個人再生後、信用情報機関に事故情報がまだ残っている段階では、新規契約や機種変更をする際、機種代を分割払い(割賦払い)にするという形で契約をすることが原則としてできません

なぜなら、分割払いはローンを組むことと同じ扱いになり、信用情報機関の信用情報を照会されて、審査に落ちてしまうからです。

ですから、新規契約や機種変更をする際は、機種代の一括払いが基本となります

その一方で、回線契約は、個人再生後も問題なく行なうことが可能です。

個人再生後はキャリア決済を有効活用しよう

個人再生を行なうと、携帯電話に関しては多少、契約が厳しくなりますが、ポイントさえ押さえれば、今の携帯を持ち続けることも十分可能です。

個人再生後はクレジットカードが使えなくなって、何かと不便なことも多いので、キャリア決済も有効に活用しながら、生活の利便性を高めていきましょう。