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個人再生をすると携帯電話の機種変更はできなくなってしまうのでしょうか?

特にスマホは、2年ぐらいで機種変更しないとどんどん使いづらくなってしまうので、機種変更ができないと言われてしまったら、本当に困ってしまいますよね。

ここでは、スマホの分割払いの可否や機種変更ができる確率を高める方法について解説していきます。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

個人再生後に機種変更ができる条件

個人再生後に携帯電話の機種変更をする場合、最も確実なのは現金一括払いです。

一括払いであれば、個人再生後、信用情報機関に事故情報が登録されても、まったく関係ないからです。

しかし、近年、機種代金は、どんどん高額になっているのでスマホを一括払いで購入するのは、大変だと思います。

ですから基本的には、分割払い(割賦払い)をすることになりますが、ここで個人再生後にブラックリスト状態の人は審査に落ちてしまう可能性が高くなります

分割払いは審査に落ちやすい理由

ドコモ、au、ソフトバンクなどでスマホの分割払いを行なおうとする場合、割賦販売法に基づいて、信用情報機関の情報が照会されます。

平成22年(2010年)には、改正割賦販売法が完全施行され、CIC(株式会社シー・アイ・シー)が指定信用情報機関として、経済産業大臣から指定を受けました。

個人再生を行なうと、信用情報機関に約5年~10年間、事故情報が登録されてしまいます

そのため、その期間は、機種変更や新規の機種購入で分割払いをしようとする場合、審査に落ちてしまう可能性が高くなるのです。

個人再生後に機種変更できる確率を上げる方法

ただ、個人再生後に信用情報機関から事故情報が消えるまで約5年~10年間、機種変更を我慢するのは、大変だと思います。

そんな時に機種変更できる確率を上げる方法は2つあります。

10万円以下のスマホを購入する

実は、改正割賦販売法では、生活に必要でかつ10万円以下の商品に関しては審査が簡素化されると言われています。

経済産業省の改正割賦販売法に関する説明には以下のような記述があります。

家電や携帯電話など、店頭販売であって、比較的少額(10万円以下)の生活に必要な耐久消費財に係る個別クレジット契約については、延滞していないこと等を確認することを条件に、支払可能見込額調査を行いません。

ですから、10万円以下のスマホを選んで、分割の審査にチャレンジしてみるのも一つの方法です。

中古のスマホを購入する

もう一つの方法は、中古のスマホを購入するというやり方です。

価格.comの中古スマートフォン・携帯電話のページを見ると、ドコモ、au、ソフトバンクのスマートフォンを安ければ1万円ぐらいで購入することが可能です。

価格.comは販売店に対して、1週間以上の保証をつけるよう義務付けているので、購入後、すぐに動作確認をしっかり行えば、変なトラブルに巻き込まれる可能性は低いでしょう。

個人再生では携帯が解約になる可能性が低い

個人再生をする場合、携帯の機種代金を分割払い中でも解約になる可能性は低いです。

参考記事:個人再生をする時に携帯電話が分割払い中だと解約!?

個人再生をする場合、解約になったり、機種変更をしたりすることが難しいのではないかと心配になる方も多いです。

しかし、ポイントを押さえていけば、携帯電話を使い続けることも機種変更していくことも可能ですので、弁護士などにも相談をしながら、しっかりと借金問題を解決していって下さい。