
借金の金額が自分で返済できる範囲を超えて来ると、”人生詰んだ”という思いが襲ってくる時があります。
実際、借金の返済に追われると、心の余裕を失い、客観的に今の立場を見つめることができなくなってしまいますよね。
ここでは、人生詰んだという話をいくつかのパターンに分けつつ、そこから復活する方法についても解説していきます。
目次
人生詰んだという話から見えてくるパターン
借金に苦しむ人は、具体的にどういった状況で「人生詰んだ」とか「人生を終わった」とか思ってしまうのでしょうか?
Yahoo!の知恵袋を見てみると、いくつかのパターンに分けられると思います。
初めての大きな借金にビックリしているパターン
こちらの方は、ゲームにハマって120万円の借金を抱え、人生詰んだと思ってしまっているパターンです。
仕事のストレスを発散したくて始めたスマホのアプリ(モンスト)にハマりすぎて1万円課金したのが始まりでした。
モンスターが強くなって面白くなってしまったのでお金は気にせずドンドン課金していったら・・・
気づいたら借金120万円・・・
バカすぎて自分でもビックリです。
お金がない生活って辛いですね。
もう死にたいです。引用元: 借金生活で人生疲れました。
恐らく、この方はこんな些細なことで借金が増えてしまったことにビックリしてしまったのでしょう。
しかし、金額的には120万円と、まだ自力返済できる範囲なので、人生の良い勉強をしたと思って、ゲームとは縁を切り、仕事をがんばったら良いのではないかと思います。
借金が返済能力を超えてしまったパターン
こちらは30代の女性ですが、買い物依存症みたいな状態になって、借金が膨れ上がり、月々の返済額が自分の返済能力を超えてしまたったため人生詰んだと感じています。
借金は280万ほどあります。
現在、31歳のOLです。
生活費を残すためショッピングの支払いをクレジットカードで払うようになり何も考えずにつかっていたら上限額に達していました。
・・・
ここ最近の支払が20万を超えており私の給料は16万円でしたので返済できるアテもなく。。。
憂鬱で夜も眠れず、家族や友人にも相談できなくて。
本当にどうしたらいいかわかりません。引用元: 借金で人生疲れました。 死にたいです。
実際、今月の返済額を払うことができなくなると、かなりのパニック状態になってしまうと思います。
ただ、この場合は解決法があります。
信頼を裏切られたショックが大きいパターン
こちらの方は、夫がギャンブルで500万円の借金を抱えていたことが発覚し、人生詰んだと感じていらっしゃいます。
夫の隠していた借金のために、人生の選択肢がなくなりました。
先月、夫の借金が発覚しました。
金額は、500万くらいです。ギャンブルによる借金です。しかも、夫の両親にも借りていました。引用元: 夫の隠していた借金のために
信頼している人の裏切りが発覚した場合、その度合いによっては、夢も希望もなくなってしまうのは、ある意味当然だと思います。
ましてや一家の大黒柱である旦那の借金の理由がギャンブルだなんで、本当に最悪ですよね。
ただ、借金問題自体を解決できる道はあります。
人生詰んだと勘違いしているパターン
こちらの方は、借金を返済できずに自己破産をしましたが、友人から人生詰んだと言われ不安になっていらっしゃいます。
借金が膨れ上がってしまい、法律事務所で自己破産の手続きをしました。
友人にその話をしたら、「お前ブラックリストやん、人生詰んだな」と言われました。ブラックになったら本当に人生終わってしまうような不幸なことなんですか。
引用元: 借金が膨れ上がってしまい
自己破産については誤解をされている方が多いので、それがネックで、全然、人生詰んでいないのに、詰んだのではないかという不安に陥ってしまうのは、どうかと思ってしまいます。
”人生詰んだ”というのは感情論
“人生詰んだ”という人の話を分析してみると、
- 借金が返済できずパニックになっている
- 大きな借金にビックリしている
- 信頼を裏切られショックを受けている
- 間違った情報を伝えられ勘違いしている
とかなり感情的になっていらっしゃることが分かります。
しかし、冷静になって考えてみれば、いくらでも問題を解決できる道は見えて来ます。
人生詰んだ状態から回復する方法
借金は債務整理で解決する
借金問題を解決するには、副業をする、節約をする、おまとめローンを利用するなどの方法があります。
ただ、毎月の返済額が自分の返済能力を超えていて、”人生詰んだ”とまで思っている人なのであれば債務整理をするのが一番手っ取り早いです。
債務整理では、自己破産のように借金をすべてチャラにしてもらう方法もありますが、任意整理や個人再生など借金を減額したり、利息をカットしたりすることができます。
また、債務整理を行なうと、信用情報機関に事故情報が登録されてブラックリスト状態になるため、その状態を見て、「人生詰んだ」と勘違いする人がいます。
しかし、事故情報は約5年~10年間過ぎれば、確実になくなるので、そうすればあなたの信用状態は元の状態に回復します。
そして、借金もなくなる訳ですから、実際は、「人生詰んだ」状態とはまったく反対の立場に立っているのです。
借金ができた原因を冷静に分析してみる
借金の返済に追われて、”人生詰んだ”と思っている人は、借金がある状態だと冷静に考えるのが難しい状態になっています。
しかし、債務整理などで借金を現実的に減らすことができれば、なぜ、借金が増えてしまったのか冷静に分析できるはずなので、そこから具体的な解決先が見えて来ます。
その状態から、
- 買い物依存症であれば、クレジットカードに全部ハサミを入れてしまったり、
- ゲームに夢中になってしまうのであれば、ゲームアプリを思い切って削除したり、ゲームができないガラケーに変えてしまったり、
- 夫がギャンブル依存症になっているのであれば、カウンセリングを受けさせてみたり、
借金癖をなくす方法はいくらでも見えてくるはずです。
プラスの感情がプラスの人生を呼び込む
「人生詰んだ」という気持ちはマイナスの感情です。
マイナスの感情はマイナスの感情を呼び込み、さらに大きなマイナスを生んでしまいます。
逆に普段から、プラスの感情を持っていれば、人生もプラスの状態に働いていきます。
今の日本では客観的に見て、借金が膨らんでも文字通り「人生詰んだ」状態になることは、ほぼありません。
ですから、弁護士や司法書士に相談をした後は、気持ちを前向きに強くもってがんばってみて下さい。