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500万 何年で返せる

500万円の借金は一体何年で返せるのでしょうか? 実際、返済が思ったように進まないと「やばい、いつになったら返済が終わるのかな・・・」という焦りの気持ちが湧いてきますよね。

もちろん、実際に何年で返すことができるかは、あなたの収入や家族構成、そして借金の金利などによっても変わってきます。ただ、それでもどれくらいの期間で返済ができるのか目途が立たないと、希望も見えてきませんよね。

そこで、この記事では、500万円の借金は何年で返せるのか目安となる基準を解説すると共に、3年~5年でより確実に500万円の借金を返済することができるある方法についてもお伝えしていきます。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

500万の借金は何年で返せる?

500万円まで借金が膨らんでしまうと、借金が200万円、300万円ある場合と違って、1年や2年で返済をするのは難しくなってきます。それだけ500万円の借金というのはやばい金額だと言えます。

では、5年や10年で返せるようにしたいと思ったら、金利ごとの月々の返済額、また、その際、最終的に支払う利息の金額はどうなるのでしょうか。

5年で返せる?

まず、500万円の借金を5年で返す場合のシミュレーションは以下のようになります。

金利 月々の返済額 最終的に支払う利息
15% 118,950円 2,136,979円
10% 106,235円 1,374,113円
5% 94,356円 661,370円
3% 89,843円 390,607円
0.3%(奨学金レベル) 83,970円 38,200円

損失を減らすためには、できるだけ5年以内に完済することを目指すのが良いでしょう。ただ、5年で返そうとした場合でも、月々の返済額は10万円前後になってしまいます。

ですから毎月、10万円ぐらい返済できるのであれば、5年での返済は可能ということになります。

10年で返せる?

次に500万円の借金を10年で返済する場合のシミュレーションは以下のようになります。

金利 月々の返済額 最終的に支払う利息
15% 80,667円 4,680,097円
10% 66,075円 2,929,044円
5% 53,033円 1,363,931円
3% 48,280円 793,645円
0.3%(奨学金レベル) 42,299円 75,880円

もし、500万円の借金を10年で返そうとした場合、月々の返済額は金利によっても違いはありますが、5万円~8万円の範囲で収まってはきます。(もちろん、この金額も決して少なくはないですが・・・)

ただ、10年で返せるようにしたい場合、少しでも金利が上がってくると、最終的に支払う利息は、グングン上がり、最悪の場合は300万~400万円の利息を取られてしまいます。

つまり、毎月、数万円の返済が可能であれば10年で返すことは可能はありますが、かなりの費用が余分に取られることを意味するのです。

奨学金での返済について
上記の表には奨学金レベルの金利の場合も記載しておきました。奨学金は消費者金融や銀行に比べると金利が遥かに低いので、返済期間が長くなっても支払う利息の金額は非常に安くて済みます。ですから、500万円の借金の大半が奨学金であれば、あえて無理をして早く返済する必要はないとも言えます。

年収500万円のサラリーマンは何年で返せる

ここからは、一つの事例として、年収500万円のサラリーマンは何年で500万円の借金を返済できるのかという点についてお伝えしていきます。

5年で返済するのはほぼ不可能!?

まず、500万円の借金を5年で返済しようした場合、先ほどもお伝えしたように月々の返済額は10万円前後になります。実際、一般のサラリーマンにとって、月々10万円の返済となると、かなり大変です。例えば、年収が500万円のサラリーマンだと、ボーナス分が年2回で2.5回分ぐらいとして、税金関係を差し引いた上で、手取りの月収に換算すると大体25万円前後となります。

その中から、10万円を返済に充てると夫だけの収入では絶対不可能です。ですから、奥さんがパートのアルバイトをしながら、さらに節約もがんばってやっていかないと返済の金額を捻出するのは難しいでしょう。

借金500万円の利息問題は深刻

さらに、返済期間が長引くと問題になってくるのが利息です。もし、カードローンなどで金利が10%~15%の範囲だと、最終的に支払う利息は、100万円~200万円の範囲で膨れ上がってしまいます。

しかも、この金額は毎月10万円近くの返済額を5年間、払い続けた場合でのものです。途中で、月の返済額が10万円を切ってしまったり、生活費が足らなくて、さらに借入れを増やしてしまったりすると、利息の金額はさらに膨れ上がってしまいます。

仮に返済期間が、10年まで長引くと、支払う利息の金額も2倍に膨らむことは上記の表でお分かりいただけるかと思います。毎日、必死になって節約をしながら、カードローンの会社にそこまでの大金を貢ぐなんて、あまりにもったいないですよね。

借金の原因によっては離婚に繋がる場合も

500万円の借金を返すのに何年もかかってしまうと、利息の負担も深刻ですが、それ以外にも、借金の原因によっては深刻な家庭の不和をもたらしてしまう場合があります。特に借金の原因が旦那さんのギャンブルや浪費などであった場合や、奥さんが旦那さんに内緒で作ったりしたような場合では離婚の原因にもなりかねません

「借金の返済でこれだけ苦しむのはお前のせいだ」という感じで配偶者を恨むようになってしまうからです。

>>借金が500万円あったら離婚?後悔しない為に知るべきこと

だからこそ、500万円の借金は、ズルズル返済して利息の負担を増やすのではなく、1日でも早く返済できるよう必死にがんばる必要があると言えます。

利息を払わず500万円の借金を完済する方法

実は、このまま利息を払い続けていたら、何年で返せるのか分からないという方に一つ良い方法があります。それは債務整理を行って、借金の額自体を減らしたり、将来利息をカットして元金だけを返済するような形にするというやり方です。

任意整理を行った場合

例えば、500万円の借金に対して、任意整理を行った場合、もし、過去に払い過ぎた利息(過払い金)が発生していれば、それだけで数十万円~100万円の借金を減額できる場合もあります。

仮に過払い金が発生していなかったとしても、将来利息をカットして、3年または5年で元金のみを分割返済していくことは可能なので、それだけでも返済負担はかなり軽くなります。

>>任意整理で500万円の借金を返済する為に重要な3つのポイント

個人再生を行った場合

任意整理では解決が難しい場合でも、個人再生の手続きを行えば、基本的に借金を約5分の1に減らせるので、500万円の借金は100万円まで減らすこともできます。それを3年、難しければ5年で返済していけば良いので、月々の返済額は、2万8千円~17,000円のレベルまで下げることが可能となります。

つまり、債務整理の手続きを行えば、一般的なサラリーマンであったとしても、無理をすることなく3年~5年で確実に借金を完済することができるのです。実際、債務整理というと自己破産を思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし、500万円の借金を自己破産以外の方法で解決する方もたくさんいらっしゃいます。

>>借金が500万円だと自己破産をしないとダメ?

債務整理は時間の節約にもなる

500万円の借金を債務整理すれば、本来払うべき利息の支払いを免れるだけではありません。借金の負担を減らすことによって、返済期間を短くして、その分の時間を有効に使えるというメリットもあります。

返済期間が長引けば、その分、借金で苦しむ時間も長くなりますし、結婚をするチャンスも失われてしまいます。まさに、“時は金なり”です。ですから、思ったが吉日で、まずは弁護士や司法書士に相談するところから始めていくのはいかがでしょうか?

また、実際にあなたの借金が500万円あった場合、どれくらい借金の負担を減らすことができるかは、以下の方法で簡単に診断してもらうことができます。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1~2分】

まとめ

借金が500万円まで膨らんでしまった場合、まずは、月々に返済できる金額を算出し、利息も計算した上で、

  • 何年で完済できるか?
  • それまでに最終的に支払う利息がどれくらいになるか?

ということをできるだけ早く把握しておくことが大切です。

なぜなら、そういった返済計画を立てておかないと、あなたは知らない間に100万円、200万円の利息を払って、大きく損をしてしまう可能性があるからです。

ですから、もし損失額が100万円を超えるような場合は、債務整理を行った方が良いケースも多いので、気軽に法律の専門家に相談をしてみてください。