※この記事にはプロモーションが含まれています。

減額シュミレーター その後

ネットサーフィンやインスタ、ツイッターなどをしていると減額シュミレーターの広告が出てくることってありますよね。借金が0円にとか、かなり目を引き付けるようなメッセージが書かれていますが、実際に、減額シュミレーターを使ってみると、その後、どうなってしまうのでしょうか。何かの罠に掛かってしまうリスクはあるのでしょうか。

そこで、この記事では、減額シュミレーターを使った場合、その後、何が起こるのかという点について、状況別に切り分けながら詳しく解説していきます。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

減額シュミレーターを使うとその後どうなる?

減額シュミレーターを使った後、最初は大体同じようなパターンで返事が来ますが、その後の対応は、あなたがどうするかによっても違ってきます。そこで、ここからは実際に起こり得ることを状況別にお伝えしていきますね。

弁護士や司法書士から連絡が来る

減額シュミレーターを使うと簡単な診断結果が出るケースもありますが、その後、しばらくして減額シュミレーターを運営している弁護士や司法書士の事務所から連絡が来ます。そして、あなたの借金の負担をどれくらい減らせるかについてアドバイスをしてくれるんですね。

減額シュミレーターを運営しているのは、基本的には弁護士か司法書士のいずれかになります。運営元は減額シュミレーターの片隅に必ず書かれているので、不安な人はそちらを確認すると良いでしょう。

また、弁護士や司法書士の事務所から提案される借金を減額するためのシミュレーションは、基本的に債務整理を使った方法になります。もちろん、債務整理の依頼さえしなければ、費用が発生することはありません。

債務整理をするとその後どうなるの?

では、減額シュミレーターを運営している弁護士や司法書士の事務所から提案された債務整理の手続きを行なうと、その後、どうなるのでしょうか?債務整理で借金の負担を減らせるといっても怪しいんじゃないかと思う人もいるかもしれません。しかし、債務整理は国が認めた借金減額方法なので、条件が合えば、しっかりと月々の返済額や返済総額などを減らしていくことも可能です。

また、あなたの借金の負担をどれくらい減らせるかは、債務整理の中のどの手続きを行なうかによっても異なってきます。

任意整理 弁護士や司法書士が債権者と任意の交渉を行ない、将来的な利息をカットして、残債を3年~5年で分割返済するような形で和解をしてくれます。任意整理を行なえば、余計な利息を払わなくても良くなるため、その後、月々の返済額や最終的に支払う返済総額を減らすことも可能です。
個人再生 住宅ローン以外の借金を約5分の1に減額することも可能です。住宅ローンの返済を債務整理の対象外にすることができるため、その後、家を手放す必要もなく、借金の負担だけを軽くすることによって、生活を再建していくことができるようになります。
自己破産 原則として、すべての借金を免責としてもらうことができます。自己破産をすると、すべての財産を失うのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、最低限の現金や資産は守られるため、その後も、普通の生活をすることが可能です。

このように債務整理を行なうと、あなたの借金の負担を確実に減らせる可能性は非常に高いと言えます。借金減額ができる仕組みについては以下の記事でも詳しく解説しています。

>>借金減額のからくり(仕組み)!シミュレーターで本当に減額できる?

ただ、その一方で、債務整理を行なうといくつかのデメリットも発生するので、その点についてもお伝えしておきますね。

任意整理 任意整理を行なうと、そのことが信用情報機関に記録されて、約5年間、残り続けるようになります。そのため、その間はブラックリスト状態になって、新たな借り入れができなくなり、クレジットカードも使えなくなってしまいます。
個人再生 個人再生を行なった後、約5年~10年間、ブラックリスト状態になってしまいます。また、官報という国が発行する機関誌に3回、名前と住所が記載されてしまいます。
自己破産 自己破産を行なった後、約5年~10年間、ブラックリスト状態になります。官報にも2回、名前と住所が記載されてしまいます。また、最低限の現金や資産は守られるものの、一定の基準を越えるものは手放さなければなりません。

債務整理を通じて借金を減額するデメリットは以下の記事でも解説しています。

>>借金を一気に減額するデメリットとは?

債務整理を行なうと、その後、借金の負担が減るという意味では良いですが、ブラックリスト状態になるなどのデメリットもあるので、その点は事前に理解をしておく必要があります。ただ、債務整理のメリットとデメリットを比較した上で、メリットの方が大きいと判断した場合は債務整理の手続きを行なうことも選択肢に入れてみてください。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【借金減額シミュレーター】

断るとその後どうなる?

減額シュミレーターをきっかけに債務整理を行なった場合、その後、どうなるかお伝えしましたが、その一方で、減額シュミレーターを利用した後、債務整理の提案を断ると、どうなるのでしょうか。

以前、私自身が減額シュミレーターで無料診断を行なった後、司法事務所から連絡が来た際、丁重にお断りをした時は、その後、しつこくメールや電話が来ることはありませんでした。ただ、事務所によっては、断った後も、何度か連絡が来るケースもあるようです。ここら辺は運営元の弁護士や司法書士の事務所の方針によって変わってくるところがあるかと思います。

ただ、一つ確実に言えることは、債務整理を依頼しない限りは、追加の費用が掛かることは一切ないということです。また、減額シュミレーターを利用する際に、入力した電話番号やメールアドレスの個人情報が他の業者に渡ることもありません。そんなことをすると弁護士や司法書士は守秘義務を破ることになり、事務所のの信頼性を大きく毀損してしまうからです。

ですから、万が一、断った後、複数回、事務所から来ても、その際は丁重にお断りすれば済むだけの話です。

減額シュミレーターを使うとブラックリスト!?

減額シュミレーターを使うと、それだけでブラックリストに載ってしまうのではないかと心配する人がいらっしゃるかもしれません。しかし、先ほどもお伝えした通り、債務整理の依頼をしない限りは、ブラックリスト状態になることもありません

無料診断を受けるだけで、罠に掛かったようにブラックリスト状態になることはあり得ない話です。ですから、その点では安心していただいた大丈夫です。減額シュミレーターとブラックリストの関係については以下の記事で詳しく解説しているので、ご参考にしてください。

>>借金減額シミュレーターでブラックリストに載る?どこまでなら大丈夫?

減額シュミレーターを使って、借金の負担を減らすことができるか知ることは、とても大切なことです。仮にあなたが債務整理をしなかったとしても、多くの選択肢を知識として持っておくだけでも安心に繋がることでしょう。ですから、借金の負担に苦しんでいる場合は、気軽に減額シュミレーターを利用してみることをおすすめいたします。

まとめ

減額シュミレーターを使うと、その後、どうなるかはいろいろ気になるところだと思います。ただ、簡単に言ってしまうと、弁護士や司法書士から債務整理の提案をされて、実際に依頼をすれば、借金の負担が減る可能性は確実に高まりるけれども、その一方で、債務整理をすれば、ブラックリスト状態になるなどのデメリットがあるので、その点を事前にしっかり考慮した上で判断する必要がある、それだけです。

また、債務整理をすると、その後、どうなるかは、あなたの借金の状況によっても大きく異なりますので、その点は連絡があった弁護士や司法書士に相談をしてみると良いでしょう。もちろん、減額シュミレーターを使うだけで、断っても、まったく問題はありませんので、借金の返済で悩んでいる方は気軽に減額シュミレーターを利用してみてください。