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20代の人たちは、借金がどれくらいあるのでしょうか。
実際に借金を抱えてしまうと、周りのみんなはどれくらい借金があるのか、気になってしまうものですよね。
そこで、ここでは、20代の借金の割合について言及した統計調査の結果を分析しながら、20代の借金問題の対策についても解説をしていきます。
目次
20代で借金がある人の割合は16.3%
最初にご紹介するのは、金融広報中央委員会が発表している家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]です。
(これとは別に二人以上世帯調査もありますが、20代は、単身の方が多いので、こちらのデータを引用しています)
こちらのリンク先で各種分類別データを見ると、年齢別の借金のデータを確認することができます。
年代別で借金がある人の割合
その内容によると、まず、年代別の借金の有無では、以下のようになっています。
年代 | 借金有 | 借金無 |
---|---|---|
20歳代 | 16.3% | 83.7% |
30歳代 | 18.5% | 81.5% |
40歳代 | 21.6% | 78.4% |
50歳代 | 19.7% | 80.3% |
60歳代 | 13.8% | 86.2% |
全国 | 17.6% | 82.4% |
20代で借金がある人の割合は16.3%で、借金がある人の割合は5人に1人未満ということになります。
20代で借金を抱えている人の中には、「まだ若いから多少借金があってもしょうがないのではないか」と考える方がいらっしゃるかもしれません。
ただ、他の年代と比べてみると、20代で借金がある人の割合は、多いどころか、若干、少なくなっています。
ですから、20代で借金癖がある人は、30代以降になっても、その傾向が続いてしまう可能性があるので、注意が必要だとも言えます。
20代の借金の金額は?
では、20代で借金がある人は、どれくらいの借金を抱えているのでしょうか。
この点に関しては、以下のような調査結果が出ています。
(カッコ内の数字は、借金がない人も含めた場合の割合です。)
- 50万円未満:36.2%(5.9%)
- 50~100万円:17.1%(2.8%)
- 100~200万円:15.2%(2.5%)
- 200~300万円:8.0%(1.5%)
- 300~500万円;8.2%(1.9%)
- 500~700万円:1.0%(0.2%)
- 700~1,000万円:0%(0%)
- 1,000~1,500万円:1.0%(0.2%)
- 1,500~2,000万円:1.0%(0.2%)
- 2,000万円以上:1.9%(0.3%)
データを見てみると、借金があるといっても大半の人たちは、50万円未満だということが分かります。
その一方で、借金が100万円以上ある人の割合は、約数パーセント程度となります。
ですから、現在、100万円以上の借金を抱えている人は、かなり少数派になってしまうので、注意すべきであることが分かります。
20代の12.5%は100万円以上の借金?
ただ、こういった統計データは、アンケートの取り方によっても、数字や、そこから与える印象が変わったりしますよね。
そこで、もう一つの別の統計調査の結果もご紹介していきます。
比較サイト・STRATE[ストラテ]が2021年6月4日に行った20代の金融機関からの借入に関するアンケートの結果を見てみると、また違った観点からのデータが見えてきます。
20代の生活費目的の借金の金額
まず、20代の人たちに対して、生活費での用途を目的として金融機関から借入(マイカーローン、住宅ローン、奨学金を除く)を行ったかという質問に大して以下のような結果が出ました。
- 借入・ローンは組んだことがない:78.5%
- 50万以内の借入:4.25%
- 51万~100万円の借入:4.75%
- 101万~150万円の借入:3.25%
- 151万~200万円の借入:2%
- 201万円以上の借入:7.25%
ここでも、先程の金融広報中央委員会が発表したデータでの結果と同じように5人に4人は、借金をしていません。
その一方で、20代で借金がある人の割合は21.5%となっています。
さらに、12.5%は、生活費として100万円以上の借入経験があると回答しています。
こちらの設問は、あくまでも借入経験であり、現在は返済をして借金が減っている方も含まれるので、先ほどの統計データより数字は増えていると思われます。
男女別・年収別・子供の有無別のデータ
また、ストラテの方で、さらに突っ込んで、男女別、年収別、子供の有無別でもデータを出しています。
それによると、
- 借入経験がある20代男性の割合(25.5%)は20代女性の割合(17.5%)の約1.5倍
- 年収別では、年収300~600万円の世帯が生活費として借入経験のある割合(21.37%)が最も多い
- 子供有り世帯で100万円以上の借入経験がある割合(28.26%)は子供なし世帯(10.46%)の約2.7倍
という結果が出ています。
20代男性の方が20代女性より借金の割合が大きいということは、男性の方が、借金に対して抵抗感が少ないことを意味しているのかもしれません。
また、年収300~600万円の世帯で借金をしている人の割合が最も大きいということは、これぐらいの年収だと、生活はかなりギリギリになってしまうことを示唆しているとも言えますよね。
あと、子供有り世帯の方が、子供なし世帯より、借金をする人が圧倒的に多いというのは、ある意味、当然のことだと思います。
20代で子供がいる人は、子供が小さいので、夫婦の一方は、仕事ができなくなって収入が減っている可能性が高いですし、子供にかかる養育費や教育費はかなり高くなって生活費を圧迫してしまうからです。
20代の借金問題はどうやって解決する?
ここでご紹介したデータから分かることは、20代で借金を抱えている人の割合は、16.3%程度で、大変は借金の金額が50万円未満になっているということです。
ですから、逆の見方をすれば、借金が100万円以上ある人は、少数派なので、できるだけ早く状況を改善しないと、周りの人たちに対して様々な遅れを取ってしまうとも言えます。
では、20代で抱えてしまった借金は、どうやって解決をしていけば良いのでしょうか。
収入はまだまだ増やせる
20代であれば、努力次第で収入はいくらでも伸ばすことが可能です。
20代は、経験やスキルがほとんどない状態からスタートしているわけですが、その分、伸びしろは十分あると言えます。
精神的にも肉体的にも、ある程度の無理が効く年代でもあるので、自分の限界を超えるチャレンジをしていけば、収入をグングン伸ばせる可能性はいくらでもあります。
もし、今の会社で能力が十分に認められていないと感じているのであれば、20代であれば、転職して収入を伸ばすことも可能です。
あとは、副業を集中してがんばっていくことによって、収入を伸ばしていくのも有効な選択肢の一つだと言えるでしょう。
先ほど、20代で、年収が300~600万円の人たちの借入経験が一番大きいというデータをご紹介しました。
ですから、可能であれば、600万円の年収を超えていくぐらいの気持ちでがんばってみてください。
単身であれば支出も減らしやすい
もし、既に結婚をして家庭を持っているのであれば、配偶者や子供の事情も考慮していく必要があるので、支出のコントールが難しくなっていきます。
ただ、20代であれば、まだ単身の方が多いので、比較的、自分の意志で支出を減しやすくなります。
単身であれば、家族からの同意を得る必要もなく、自らの裁量で、家賃、光熱費、食費を節約することが可能だからです。
実際、結婚をすれば、何かと支出が増えやすくなるので、借金があると結婚自体に躊躇する人たちも増えてきます。
ですから、単身の人は、今の内に、節約生活を習慣化させながら、早めに借金を減らしていくことをお勧めいたします。
人生の再出発はしやすい
もし、借金が、自力で返済するのは難しいぐらいに増えてしまった場合は、弁護士や司法書士に相談をして債務整理という形で、合法的に借金を減らすことも可能です。
債務整理には、任意整理、個人再生、そして自己破産などの手続きがあります。
債務整理を行うと、デメリットの一つとして、ブラックリスト状態になるという点が挙げられます。
具体的には、信用情報機関に債務整理を行ったという異動情報が登録され、その記録は、約5~10年残り続けてしまうことを意味します。
そのため、その期間中は、新たな借入をしたり、住宅や車のローンなどを組むことができなくなってしまいます。
ただ、逆の見方をすれば、その期間さえ過ぎれば、信用状態は元に回復するとも言えます。
20代であれば、債務整理を行っても、人生の再出発には、まだまだ間に合います。
ですから、借金を早く効率的に減らして、次のステージにステップアップしていきたい人は、気軽に以下のサービスを利用してみてください。
まとめ
こちらの記事では、20代で借金がある人の割合について、2つの統計資料を参考にしながら、ご紹介をしました。
20代で借金がある人の割合は、二つの資料の平均値を取ると20%前後になっています。
その数値が大きいか小さいかに関しては、その人の捉え方によっても違ってくるところがあるでしょう。
ただ、例えば、借金が100万円以上あることは、全体の割合から見ても少数派であり、普通ではない状態になっているので、そういった状態に該当する人であれば、早めに対処されることをお勧めいたします。
20代であれば、人生のやり直しは、いくらでも利きます。
むしろ、借金があることに奮発をして、それを逆にエネルギーに変えていけば、後で、他の人より豊かになることも十分に可能ですので、是非、がんばってみてください。