
借金が120万円まで膨らんでしまうと、収入によっては気持ち的にかなりキツクなってきます。
しかし、借金が120万円ぐらいだと任意整理をしても、あまり効果がないのではと思う人もいらしゃいます。
ただ、実際のところは任意整理をしてもかなりの効果を見込める場合もあります。
120万円の借金返済と利息
借金が120万円ぐらいある人は、基本的にクレジットカードや消費者金融など、複数の貸金業者から、お金を借りているケースがほとんどです。
その場合、金利や手数料は12%~15%、或いは18%で借りていることが多いのではないでしょうか?
金利が15%で、120万円の借金がある場合、月々の返済額ごとの利息(完済までに支払う利息)は以下のようになります。
毎月の返済額 | 返済期間 | 利息の総額 |
---|---|---|
3万円 | 56ヶ月 | 473,920円 |
4万円 | 38ヶ月 | 313,405円 |
5万円 | 29ヶ月 | 235,645円 |
あなたが、もし、毎月4万~5万円以上の返済ができれば、そのまま借金返済をがんばるのが良いのかもしれません。
ただ、毎月返済できる金額が3万円程度であれば、任意整理をすることも一つの選択肢と考えるのもアリかと思います。
なぜなら、任意整理の手続きを行えば、将来利息をカットして元本だけの返済が可能となるため、本来、払うべき数十万円の利息の分だけ得をするからです。
もちろん、任意整理をした場合は、弁護士や司法書士に対する報酬が債権者1件あたり数万円掛かりますが、その分を差し引いても、利益は残ります。
しかし、その一方で、任意整理を行なうと約5年間は信用情報機関に事故情報が登録されて、ブラックリスト状態になってしまうというデメリットがあります。
その期間は新たな借入れをしたり、クレジットカードを作ったりすることができなくなってしまうので、その点も考慮した上で判断されると良いでしょう。
利息を払い過ぎているケースも
もし、2007年~2010年より前から、消費者金融などからお金を借りていた人は、利息を払い過ぎていた可能性があります。
現時点では完済していても、完済してから10年が過ぎていなければ、過払い金としてお金を取り戻せるかもしれません。
払い過ぎた利息があれば、120万円の残債から減額できるので、その分、完済への道が見えて来ます。
120万円の返済は意外と大変!?
借金が120万円まで膨らんでしまい、かつ金利が15%~18%ある場合は、いくら返済をがんばっても、なかなか元本が減りません。
借金120万円に掛かる利息を計算すると、120万円の借金返済は意外と大変なことがお分かり頂けるかと思います。
その分、消費者金融に巻き上げられている訳ですが、やはり悔しい気持ちになってしまいますよね。
ですから、もし返済計画が長期化してしまっているのであれば、弁護士や司法書士に一度相談されてみることをお勧めいたします。