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楽天カード 払えない 分割交渉

楽天カードを使い続けていると、知らない間に利用金額が増えて、気が付けば「今月は支払日までに払えない…」という時はありませんか?そんな時、楽天側は分割交渉に応じてくれるのでしょうか?

この場合、楽天カード側はある程度までは喜んで(!?)分割払いに応じてくれますが、さらに払えない状況になると非常に厳しくなってくるんですよね。

そこで、この記事では楽天カードが払えない場合、楽天はどこまで分割交渉に応じてくれるのかという点について知恵袋でのコメントもご紹介しつつ解説していきます。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

楽天カードが払えないと分割交渉に応じてくれる?

楽天カードが払えない場合について、まずは元々の一括払いをしているケースからお伝えしていきます。

リボ払いなら可能

楽天カードの支払いに関しては、一括払いにしている人も多いかと思います。そういった方が「今月は支払いが厳しい…」という場合、楽天カードは分割交渉に応じてくれるというよりも、むしろ分割払いを勧めてきます。そして、その支払い方法の名称は分割払い、またはリボ払いと呼ばれています。

私も普段、楽天カードを使っていますが、問題なく払える場合でも、楽天カード側は絶えず、分割払いを勧めていきます。

厳密に言えば、分割払いとリボ払いに分かれるのですが、違いは以下のようになります。

  • 分割払い:明細ごとに支払い回数を設定する
  • リボ払い:毎月の支払い金額を指定する

例えば、冷蔵庫を買った場合、分割払いを選択して、冷蔵庫の金額だけで2回払いや3回払いに変更することも可能ですし、リボ払いを選択して、冷蔵庫も含めて楽天カードで使った全体の金額に対して毎月のお支払い金額を決めるというやり方も可能です。

そうやって月々の返済額を下げることによって楽天カードの利用者は負担を減らすことができるというわけです。

分割払い・リボ払いのデメリット

ただ、分割払いやリボ払いを選択した場合、デメリットがあります。それは決して少なくはない手数料がかかるということです。楽天の分割払いやリボ払いの手数料は楽天の公式ページで以下のように公開されています。

  • 分割払いの手数料:実質年率12.25%~15.00%(2回払い手数料無料)
  • リボ払いの手数料:実質年率15.00%

実質年率が15%というのは、大手の消費者金融よりも若干小さいレベルです。しかし、それでも楽天カードの残高によってはかなりの負担になってきます。特にリボ払いに関しては、返済をしてもなかなか残高が減らないので、返済に苦しんでしまう人は少なくありません。

>>リボ払いはヤバい!2chから分かる現実と対処法

しかし、逆の見方をすれば、楽天カードにとっては大きな利益となることを意味するんですね。そのため、楽天カードとしては一括で払うよりも、むしろ分割払いやリボ払いで払うことを推奨しているわけです。

滞納したら分割払いやリボ払いはできない
もし、楽天カードの支払いを滞納をしてしまった場合は、分割払いやリボ払いに切り替えることができません。ですから、楽天カードの支払いができなさそうな場合は、滞納をする前に楽天カードのコールセンターに連絡をして、早めに分割払いやリボ払いへの切り替えを行なった方が良いでしょう。

ただし、分割払いやリボ払いは手数料が高いので、極力、早い段階で元の一括払いに戻せるよう努力してくださいね。

楽天カードのリボ払いも払えない場合(知恵袋での意見)

ただ、楽天カードで分割払いやリボ払いを行なっても、やはり払えないというケースも中には出てきますよね。そこで滞納をして一定期間が過ぎると、裁判所を通じて訴状や支払い督促が来て、一括返済を求められる可能性があります。しかし、その場合でも分割払いは可能なのでしょうか。

そこで、ここからは知恵袋での意見もご紹介をしながら解説をしていきます。

滞納したら交渉次第

楽天カードで払えずに対応をした場合、分割払いに応じてくれるかについては交渉次第という人がいます。

滞納の「金額・期間」次第で、相手が応じてくれるか対応が違うでしょう。

この方もおっしゃっている通り、分割払いに応じてもらうためには、払えない金額がある程度の額に収まっていることは一つのポイントでしょう。そして、期間、すなわち連絡のタイミングは非常に重要です。簡単にお伝えすると

  • 支払い期日を迎える前:最も好ましいタイミング
  • 支払い期日直後:まだ交渉の余地あり
  • 長期間滞納後:難しい可能性が高い

という感じです。例えば、滞納をしてしまった後、すぐ、楽天カードに相談をすれば分割払いの交渉に応じてもらえる可能性はまだあると言えるでしょう。その際は、現在の経済状態を伝えて、どれくらいの金額であれば支払いができるのかを明示し、分割払いをする場合の1回あたりの返済額を減らしてもらうことができないか交渉をしてみるのも一つの方法です。

実際、楽天カードの立場からすれば、貸し倒れになってしまうのが一番のリスクになってしまうから分割払いに応じてくれる可能性はあると指摘する人もいます。

貸倒れよりはマシだから対応してくれる可能性はあります。
ただしカードは解約になります。

楽天カードが解約になってしまうのは、ある意味、しょうがないでしょう。ですから、楽天カードの本音としては

「全然返してもらえないようになると困るから、少しずつでも返してね。でもあなたのことは、もう信用できないからカードは解約だよ。」

というのが本音のところだと言えます。

分割交渉は不可という意見も

しかし、その一方で、一度分割払いにしてもらったものをさらに分割にするのは難しいと指摘をする人もいます。

一度分割払いしたものは変更できません。
サラ金で借りる事も、もう手詰まりだし
滞納の常習者だし、一括請求されて破綻しかないです。

再度分割はできません。
僕も昔、そのような状況になって信用情報がブラックになりました。
クラウドワークスとかランサーズとかで働くか、メルカリで何か売って少しでもお金を貯めてください。

一度、滞納をしてしまうと、楽天カードの信用からを取り戻すのは難しくなってしまうというのも、ある意味、理にかなった話でありますよね。

楽天カードから分割交渉を断られた場合の対処法

もし、滞納をしてしまったりして、楽天カードから分割払いの交渉を断られた場合は、専門家の力を借りて債務整理の手続きで解決するという方法があります。

任意整理であれば分割払いが可能

ただ、楽天カードに分割払いの交渉を行なって断られてしまった場合でも、まだ分割払いにしてもらう道は残っています。弁護士や司法書士に相談をして債務整理の手続きをすることによって、分割交渉に応じてもらえる可能性があるからです。

債務整理の中には任意整理の手続きがありますが、その手続きでは、

  • 将来的にかかる手数料をカットする
  • 残債を3年~5年で分割返済する

という形で和解することも可能です。実際のところ、楽天カードに対して個人で交渉すると分割交渉に応じてもらえない可能性がありますが、任意整理であれば分割交渉に応じてもらえる可能性は非常に高くなります。

そういった意味で、もし滞納をして複雑になってしまっている場合は、個別に楽天カードに相談をしても時間の無駄になってしまうので、最初から直接、弁護士や司法書士に相談をする方が早いとも言えますね。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【所要時間1~2分】

任意整理の手続きをする場合、会社によっては対応が厳しいところもありますが、楽天カードは任意整理に対して比較的柔軟に対応してくれると話す弁護士や司法書士は多いです。和解後の返済期間も5年間で対応してくれるという情報もあるので、まずは気軽に弁護士や司法書士に相談をしてみてはいかがでしょうか。

>>楽天カードを任意整理(債務整理)するメリット!

任意整理のデメリットについて
任意整理をすると、信用情報機関に事故情報が登録されて、返済が終わってから約5年間はブラックリスト状態になるというデメリットがあります。ブラックリスト状態の期間は、楽天カードが解約になることはもちろん、他のクレジットカードも使えなくなりますし、ローンなど新たな借り入れができなくなってしまいます。

ただ、楽天カードが払えず、滞納になってしまった人はその段階ですでにブラックリスト状態になっている可能性が高いため、その場合は、任意整理をしても、デメリットはほとんどなくなってしまいます。

そのため、こういったケースでは早めに任意整理の手続きを行なった方が良いと言えるのです。また、楽天カード以外にも借金を抱えている場合は、楽天カードと合わせて任意整理の手続きを行なっていくと良いでしょう。

個人再生で借金を減額し現実的な分割払いで再建を目指す

楽天カードの分割交渉が難航した場合でも、個人再生という制度を活用することで、借金問題を解決できる可能性があります。個人再生は、裁判所を通じて借金を大幅に減額し、残額を分割払いで返済する仕組みです。特に多額の借金を抱える場合でも、負担を軽減しながら現実的に返済を続けられるのが特徴です。この制度では、多くの場合、借金が5分の1程度まで減額されます

また、住宅ローンを抱えている方は「住宅資金特別条項」を活用することで、家を手放さずに済む可能性があります。手続きを進めるには安定した収入が必要であり、裁判所に提出する返済計画をもとに3~5年間の分割払いを行うことが基本です。分割交渉が不成立だった場合でも、個人再生を通じて無理のない返済プランを再構築することができるのです。

自己破産で分割払いを不要にし経済的リセットを図る

自己破産は、借金の返済が全く見込めない場合に選択される最終的な解決策です。分割交渉が成立せず、他の方法でも返済が難しい場合に利用されます。この制度では、裁判所を通じて借金の返済義務を全額免除してもらうことができます。

ただし、自己破産を選ぶと、分割払いによる返済そのものが不要になる一方で、信用情報に約10年間記録が残り、新たな借入が難しくなるというデメリットがあります。また、住宅や高額な資産が差し押さえられる可能性がある点にも注意が必要です。

一方で、生活必需品や一定額以下の現金は保護されるため、最低限の生活を維持しながら経済的に再出発できる点がメリットです。自己破産は分割払いの負担を完全に取り除く最終的な選択肢として、専門家と相談しながら慎重に検討することが重要です。

まとめ

楽天カードが払えない場合、もし、それまで一括払いで支払ってきた場合は、楽天カードが提供している分割払いやリボ払いのサービスを利用することによって、月々の支払いの負担を減らすることができます。ただ、この場合は手数料を取られてしまうので、もしお金に余裕ができてくれば早めに一括払いに戻せるようがんばってください。

また、すでに分割払いやリボ払いを利用していた人が払えなくなって滞納をし、一括払いを請求された場合、個人的に楽天カードに交渉をしても、再度、分割交渉を行なっても難しい可能性が高くなります。ですから、その場合は早めに弁護士や司法書士に相談をして任意整理を通じて、分割払いをしてもらえるように交渉されることをおすすめいたします。