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借金 結婚 諦める

結婚を前提に考えているカップルの一方に借金がある場合、結婚は諦めるべきなのでしょうか。

恐らく、そういった状態で、周りの家族や友人などに相談をしたら、ほぼ確実に反対されるでしょう。

ただ、本当に結婚を諦めるべきなどうかは、もう少し深く考えてみる必要があります。

そこで、ここでは、具体的にどうすれば、幸せな結婚ができるのか、解説をしていきます。

この記事を書いた人

借金減額研究家 ケンジ

以前、法律事務所で仕事をしていた立場から、借金問題や債務整理に関する記事を1000記事以上書いてきたライターです。

借金があったら結婚は諦めるべき!?

まず、一般的な話からお伝えすると、もし、結婚を考えているカップルの一方に、借金がある場合、周りの人たちが反対する可能性は極めて高いです

では、実際にどういったコメントが多くなるのか、具体的な意見を紹介しながらお伝えしていきます。

お金の問題は重要

お金のことって、一番むずかしい。結婚したら、なおさら・・・。
厳しい意見かもしれませんが、好きって気持ちだけで、今一緒にならない方がいいと思います。

これは、私自身の経験からも言えることですが、お金の問題が夫婦関係に与える影響は非常に大きいです

もちろん、お金があれば、必ず夫婦円満になるのかと言われると、決して、そういう訳でもありません。

でも、お金はないより、あった方が絶対に良いです。

ましてや、借金が残っていると、気持ち的に余裕がなくなってしまいますし、些細なことで、夫婦関係が険悪になり、けんかになってしまうこともあるので、注意が必要です。

現実を直視すべき

カードやキャッシングは簡単ですが
欲しい物があればまず“貯金してから買う”を心がけないと家庭崩壊の元になると思います。
辛口になりますが現実をよ~っく考えてから決めて下さいね。

「愛があれば、借金があっても何とかなる」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、結婚をする場合は、いったん超現実的になって考える必要があります

なぜなら、結婚式だけでも多額のお金が掛かりますし、家庭を持って、子供が生まれたら、養育費や教育費で、莫大なお金が必要となるからです。

きちんと予測と対策と立てた上で、結婚をするのであれば良いのですが、甘い見通しの中で結婚をしてしまうと、この方のおっしゃる通り、後で大変なことになります。

結婚をしたい気持ちが強いと、どうしても楽観的に考えてしまいがちですが、そういった時こそ、冷静になって現実的に考える必要があるのです

借金で結婚を諦めるべきか判断するポイント

もちろん、こういった周りの人たちの意見は、参考にすべきではあります。

しかし、周りの人たちは、いろいろとアドバイスをしてくれますが、あなたたちの将来に対して、責任を持つことはできません。

ですから、最後は、パートナーと関係性の中で、自分たちで責任を持って判断する必要があります。

では、具体的にどういったポイントに気を付けていけば良いのでしょうか。

借金の原因が何なのか

借金があったら結婚をどうすべきか考える時、どうしても金額に目が行ってしまいがちですが、それと同じぐらい、いやそれ以上に重要なのは、借金ができてしまった原因です。

一言で借金といっても、いろいろな種類がありますが、ここでは、よくありがちな5つのパターンを上げてみました。

  1. ギャンブルでできてしまった借金
  2. 買い物をし過ぎてできてしまった借金
  3. 親や友人などの借金を肩代わりしてできてしまった借金
  4. 収入が少なくてできてしまった借金
  5. 奨学金の借金

ギャンブルや買い物が原因の場合は要注意

この中で、結婚後に最も影響が出やすいのは、1(ギャンブル)と2(買い物のし過ぎ)です。

なぜなら、このパターンであれば、借金癖が身に付いてしまっている可能性が高いからです。

借金癖というのは、やっかいなもので、一度身についてしまうと、なかなか治りづらいものです。

人の性格も簡単には変わりませんが、それと似たような感覚です。

借金癖は、根本的に治さないと、一時的に返済ができたとしても、気が付いたら、知らない間に借金が増えてしまったというケースも十分に起こり得ます。

肩代わりの借金も注意が必要

肩代わりをしたことによって、借金ができてしまった場合も、良い意味で捉えれば、その人は性格が良いと言えるかもしれません。

誰かの借金を代わりに払って上げるなんて、普通の人にはできないですからね。

ただ、悪く捉えると、その性格の良さが災いして、いつか、再び、誰かの借金を肩代わりしてしまう可能性もない訳ではありません

ですから、その場合は、肩代わりをすることによって、その痛みを深く感じ、「もう二度と、借金の肩代わりはしない」と固く心に誓っているかがポイントになってきます。

収入が少ない場合にチェックすべき点

収入が少なくてできてしまった借金に関しては、その人の経済力がどれくらいあるのかを見極める必要があります。

こういったケースでは、カップルのどちらか一方でも、収入が増えれば、自動的に問題は解決されていくからです。

ただ、その一方で、借金を増やしてしまった方が、「なぜ、収入に見合った生活をしていなかったのか」という点は、きちんと確認をしておきましょう。

少し意地悪な言い方になってしまうかもしれませんが、収入が少なければ、生活水準を下げれば良いだけの話です

それができなかったのは、収入が少なすぎたのか、或いは、金銭感覚が甘かったのかを細かく見ていく必要があります。

もし、金銭感覚が甘かったのであれば、もう一方のパートナーがお金を管理するなど、結婚後の役割分担を明確にしていく必要があります

奨学金の借金はしょうがない

もし、奨学金の返済分がかなり残ってしまっている場合は、しょうがないと言えます。

なぜなら、奨学生を申請する時期は、まだ学生の段階なので、家にお金がなかった人は、他に選択がなかったとも言えるからです。

また、奨学金の金利は、0.2%未満と非常に低くなっているので、銀行や消費者金融の借金と違って、金利による利息の負担が極めて少ないです

ですから、奨学金の借金に関しては、返済計画をしっかり立てて、じっくりと返していけば良いので、そこまで悲観する必要はないかと思います。

一方に経済力があれば問題なし

結婚をする前は、あなた一人の収入と支出、そして貯金や借金だけを見れば良かったと思いますが、結婚をしてからは、あなたとパートナーの二人の収入や貯金を考慮した上で、借金について考えていく必要があります

この点に関しては、一つ興味深いデータがあります。

それは、マイナビウーマンが行った「結婚を考えていた相手に借金があった場合どうする?」というアンケートの結果なのですが、男女によって回答がかなり分かれます。

  • 女性:結婚する20.3%、結婚しない79.7%
  • 男性:結婚する57.9%、結婚しない42.1%

女性の場合、5人中4人は、結婚を諦めると回答したのに対して、男性の2人に1人は、それでも結婚すると回答していました

結婚をすると、基本的には男性が収入の柱になっていくことが多いですが、その数字が如実に反映されたものと思われます。

つまり、パートナーの一方に借金があっても、もう一方のパートナーに経済力がしっかりあれば、問題ないということです。

結婚とは覚悟を決めること

借金があっても結婚をするべきかという問題について、借金の金額、原因、そして二人の収入の合算について、しっかり考えていく必要がありますが、最後、最も重要になってくるのは、本人たちの幸せになる覚悟です

なぜなら、一方に借金がある場合は、どちらにも借金がないカップルに比べて、多かれ少なかれ、結婚後に問題が発生するリスクはどうしても高くなってしまうからです。

しかし、そういった状況も予測した上で、それを乗り越えていく覚悟をしているのであれば、問題を解決できる確率は、かなり高くなるでしょう。

覚悟があれば、結婚することを前提とした上で、結婚費用を節約したり、生活を質素にしたり、収入を増やすための努力をしたりと、様々な対策を積極的に打っていくことともできます。

借金が多い場合は結婚前に債務整理を行う

私は、借金があっても、条件的に問題がなくて、あと、覚悟さえあれば、結婚をしても良いのではと思っています。

ただ、それでも結婚前に借金をできるだけ減らしておくことは、とても大切なことです

特に借金の金額が、200万、300万と膨らんでしまっている方は、そのまま結婚をしてしまうと、結婚後に恐ろしい苦労が待っている可能性が高いと言えます。

それだけの借金があると、普通に節約をするレベルでは、借金がなかなか減らなくなってしまうからです。

さらに、お子さんが生まれて、夫婦の一方が働けなくなったら、返済計画は一気に破綻します。

結婚後の計画は、不確定要素が増えてくるという意味でも、結婚前に借金をできるだけ返しておくことをお勧めいたします。

しかし、その一方で、借金の返済に時間が掛かってしまうと、今度は、結婚する時期が遅くなってしまうという別のリスクが発生しますよね

そういった時に、お勧めしたいのが債務整理です。

なぜなら、債務整理は、合法的なやり方で、借金の返済期間を一気に短くすることができるからです。

債務整理には、大きく分けて以下の3種類があります。

  • 任意整理:将来的にかかる利息をカットして、残債を3年~5年で分割返済する
  • 個人再生:住宅ローン以外の借金を約5分の1に減額できる
  • 自己破産:原則として、すべての借金を免責にしてもらえる

債務整理の中では、やはり、自己破産が有名ですが、借金をすべてチャラにしてもらえる反面、一定以上の財産は手放す必要が出てくるなどデメリットもいろいろあったりします。

しかし、その一方で、任意整理であれば、裁判所を通さずに、比較的、気軽に借金の負担を減らすことも可能です。

実際、どの方法が良いかは、以下のサービスを使うと無料で診断してもらえるので、気軽に相談をしてみてください。

>>借金をどれだけ減らせるか調べてみる【借金減額シミュレーター】

まとめ

借金があれば結婚をあきらめるべきかというのは、非常に難しい問題です。

周りの人たちは、必ずと言っても良いほど、反対するでしょうが、実際には、もっと、借金の内訳やできてしまった理由、そして収入など、細かい部分を見て行かないと判断しづらいものがあるからです。

ただ、結婚したいという気持ちが先行しすぎて、現実を見失ってしまうと、後で、結婚生活が破綻してしまうことにもつながりかねません。

ですから、今の状態で結婚をしたら、どうなるか冷静に考えつつ、また、結婚するまでにどうすれば借金を効率よく減らしていけるか、様々な観点から、総合的に検討していかれることをお勧めいたします。

借金と結婚の問題について

借金は結婚にどのような影響を与えるのか、対処法も含めて記事にまとめていますのでご参考にしてください。

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